表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
A7→P7  作者: イースト菌
0週目≪プロローグ≫
5/11

0週目EX<運動会>

これは1日目のpmのお昼休みに空部君と墨白君と上越君の3人がお昼休みに予言者の話をしている時、ほかの人はこんな話をしていた!!

世間話をしている感覚で見ていただけたら幸いでございます。

「今日の君の弁当少し寂しくないかい~?明日香君」



「塔美ちゃんのは逆に力が入ってる感じがするよね。」



「エヘヘなんたって昨日、土曜日の運動会のためにいろいろ買い置きしておいたのだっ!」



「あっ・・・あれ??うちの高校の体育祭は秋じゃなかったっけ?」



「うん?ああ!!違うよ光君ほらほら、ボクの家の近くにある小学校の運動会だよ」



「うっ・・・ああああっごめんなさい・・・ホントにごめんなさい。話が瞬時に理解できなかっただけなんです!」



「はははっ!仕方ないさ!よくあるよくある!」



「運動会の為にってことはなんかボランティア的な事にでも参加するの?」



「ノンノンノン!ボクがボランティアなんてするはずがないだろ!だいたいなんでせっかくの休みなのに小学生の行事の為に報酬無しで働かなきゃならんのだ!」



「そ…そんな事いってはダメだと思います。」



「冗談だよ。ははは、すまんすまん。」



「ならどうして?」



「ん?あぁ実は弟の為なんだ!」



「あぁ弟さんって何年生だっけ?」



「5年生だよ!それで家の人は皆仕事で、私が弟の保護者やらなきゃいけんのよ、もちろんお弁当も作らんといかんし」



「弟さんかぁー成る程ねー」



「運動会な…懐かしいですね。」



「ねー。私は中学1年生の時に担任の先生に会いに行くために行ってたのが最後だったなぁ。」



「2人は運動会で結構印象に残ってることとかあるかい?」



「運動会かぁ~そういえば5年生のとき騎馬戦で上にのってる男子達が大怪我してるのを見て下のポジションを志望してたなぁ!」



「ボクは人をバッタバッタと落としまくり!【落としの塔ちゃん】って言われてた称があったんだ!」



「え…騎馬戦って帽子を取る競技じゃなかったっけ?」



「私は三角巾だったよ。」



「うん…ボクも三角巾だったけど!騎馬戦ってのは一種の戦争だ!三角巾をとるなんてルールは破ってこそ、戦に勝てるのだ!!って先生に言ったら怒鳴られたのがいい思い出だなぁ~。なんで昔みたいに人を落とすのが当たり前の競技じゃ無くなったんだろう…」



「そっ…それはだめだよ。」



「私も落とす競技っていうのはなぁ…男の子なら熱くなりそうだけど、私にとってはもっと女の子らしくおしとやかに戦いたいかな!」



「た…戦うという行為がおしとやかさの雰囲気を壊してるような気がするよぉ明日香ちゃん。」



「やっぱり私は下で馬を支える役のほうがいいかな。」



「でもさー騎馬戦って下にいるほうが辛いとボクは思うのだけど。」



「わ…私も下やってたけど、みんなが私に合わせてくれたからやりやすかったよ。」



「そうか、ボクも下やってみたかったなー。」



「体育祭の種目に騎馬戦あったらぜひそうしてみたら?(他の生徒のためにもね。)」



「そうしてみようかなー。」



「あ、わ…私の運動会の印象に残ったことは大玉送りですね。」



「それってあれかい?あか組の全校生徒としろ組の全校生徒が凹の字になるように並んで大玉を1往復させてどっちが早いか競う競技だったっけかなぁー?」



「そっそうですね。」



「でもなんでその競技が印象に残ったの??」



「あ…この競技は私、6年間やったのですが1度も大玉に触れなかったんです。」



「え??確かに光ちゃんは背が低いし大玉には触りずらそうだけど。」



「ああ、こういうことかい?普通6年間の中でも1回ぐらいは触れるはずだけど、1回も触れないというレアな結果だったから逆に印象深かったってことかな~」



「そ…そうなんです。私あれから自分の背の低さが気になって毎日牛乳を飲み始めたんですけど…全然背が伸びないんですよ。」



「でも背が低かったからこそ、レアな結果が出せたんだ!よかったじゃないか。」



「塔美ちゃんそれ慰めになってないよ。」



「それに光君はこの背のままのほうがかわいいとボクは思ってるよ。」



「それは…ありがとう。でも…やっぱり背は伸ばしたいよ。」



「私たちはまだ高2だからチャンスはあるよ、背が止まる前に急に伸びて案外私達を抜いたりしてね。」



「僕の背を抜くのはむりだとおもうがな。(ドヤッ)」



「そ…そんなことありませんよ!今日までずっと牛乳飲んできたんです。いつかこの努力が実ってくれますよ!きっと…」



「まぁ牛乳飲むと背が伸びるというのは科学的に証明されてるかわからない限りは無駄な努力になる可能性は。」



「(しょぼん)」



「悪かったよ!!すまない。」



「でも運動会で自分の背の低さを思い知らされるなんて、大変な体験したね。」



「そ…そうですね。」



「明日の僕が行く運動会にもそんな体験をする人が現れるんじゃない?」



「そ…その体験者は増えないでほしいですね」



「光君はホントにやさしいんだなぁ。ではその体験者が増えないことを祈って~合掌!!!」

♪ピーンポーンパーンポーン



「予鈴がなったな、次って何の教科だったっけ?」



「確か、家庭科じゃなかったっけ?」



「な…長話してしまいましたね、あの…弟さんに【頑張ってください】と言っておいてください」



「おう!任せとけ!!じゃあ席戻るね~」



「う…うんじゃあね。」



「またねー。」

<キャラ紹介>

彩条さいじょう 明日香あすか[話し方は割と普通。意外としっかりしている性格。一人称は私]


近藤こんどう 塔美とうみ[男っぽい口調。結構おてんば。一人称はボク]


橋谷はしや ひかり[おどおどしさが目立つ口調。優しくおどおどしい。一人称は私]

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ