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A7→P7  作者: イースト菌
0週目≪プロローグ≫
3/11

2日目am<消えた予言者>

第3話です

誤字があったら是非とも指摘お願いします

<2019年6月1日土曜日>

休みの日

朝8時に目が覚めてカーテンを開けたとき何やら外が騒がしかった。

パトカーのサイレンが寺方向から聞こえてきたのだ!

母が「おはよう」と声をかけ、俺はすぐこういった。


「なんだなんだ!?」



「あぁ外が騒がしいよね!なんか事件があったらしいよ!」



「場所は?」



「私はずっと家にいたからね………」



「成る程」



「私はこれからババと買い物行くけど、一緒に行く?」



「やめとく」



「そうか……じゃあ二人で行ってくるよ!朝ごはん机のうえにおいてあるから。」



「うん。」


俺は朝ごはんを食べおえた後すぐさま寺に向かった!

祖父が部屋でテレビを見ていたしすぐ帰る予定だったので、何も言わずに寺に向かって走っていった。




寺に着いたのが9時15分だった。


「何故だ!?」


そう、僕の感じていた胸騒ぎはやはり当たっていた!!

寺に人がたくさん集まり、パトカーが4、5台止まっていた。

中の様子は人の群れでよく見えなかったが かなり緊迫した雰囲気だった!

昨日会ったお坊さんが、警察2人と話していた様子がちらっと見えた!事情聴衆をしているみたいだ。

10時になると1人の男子から話しかけられた!


「よう上越!」



「あれ?墨白?お前もこの事件を見に来たのか?」



「違うよ!今日は進学希望者の補修行ってきたんだヨ!」



「あれ?そうだったっけか?すっかり忘れてたよ」



「忘れんなって、今から行けば英語位は出来るんじゃないカ?」



「いや、俺制服来てないし……一度家帰って制服来て行っても、20分しか受けられないじゃん!なら行っても意味ないし…この時間を有意義に過ごすには、ここに要るのが良いと俺は思う!!」



「でも本当ハ?」



「めんどくさい!!!!!」



「デスヨネ~~」



「まぁ俺も数学しか受けてないシ、たいして理解出来てないから別に行っても変わらなかったかも!だけどネ」



「そんな君には是非とも熟、家庭教師を勧めよう!!」



「ふっ!だが断ル!!!そんなめんどくさいもん受けたくないゼ!」



「成る程!」


とは言ったが…

『補修はめんどくさくないのかいっ!!』

とふと思い、話を戻した


「この事件っていつ知ったの?」



「朝8時、学校に向かってるときには既に騒ぎは起きてたゾ。」


『俺の今日の起床時間かよ!』


「あぁそう言えばそんな時間にサイレン鳴ってたな!」



「まぁ俺は興味ないからスルーしたがナ」



「わかったよ!お疲れ様!じゃあなまた来週!」


と墨白くんを追い払うかの様に早口で言った。


「おっおウ。お前も早く家に帰ってアルツハイマー直したほうがいいんじゃないカ?」



「俺の最近あるボケ現象はアルツハイマーじゃないって!!多分5月病…」



「とにかくお前は寝ろ24時間くらイ!」



「2時間か4時間位お昼寝はする予定だから安心して帰ってくれ」

「じゃあな!」


そんなこんなで11時になった!だいぶ人も減りお坊さんも事情聴衆は終わった!みたいで、ウロウロしながら門に群れてる人をチラチラ見ていた。

俺もその群衆に入ってた、そしてお坊さんと目が合った!!

そしてお坊さんは、俺に向かって歩いてきて


「ちょっと来い!!!」


と睨んできながら低い声と震え声で言い!!!寺の門をでて寺から地蔵までの坂道の途中にあるお坊さんの家まで連れ込まれ、家の前に来て、睨みながら


「入れ!」


と言われ


「おじゃましまー」ガタン!!


と強くドアを閉めた音がしたと思ったらお坊さんと目が再びあっていたが、その目はまるでなまはげの目を見ているかのようだった…


「お前は、知世になにを言った!!」


と怒鳴ってきたが!


「え?チヨって誰ですか?」


と狼狽えながら答えた。


「昨日お前と別れてから知世が来たよ、お前の話をしたら会いに行きたいとか言って走っていったんじゃ、そして戻ってきた時にお前と会えたと言っていた!ワシは知ってるんじゃぞ昨日お前と知世が会ったこと!」



「スミマセンが知世なんて人、俺知りませんけど。」



「とぼけんな!」


これ以上お坊さんの機嫌を損ねるわけにもいかないしちょっと落ち着いて、昨日のことを思い出した!


「ああ!そう言えば昨日あなたと別れた時、とある女子と会いました!もしかしてその人が知世さんですか?」



「そうじゃ!お前に殺された可哀想な子じゃよ!」



「!?」


意味がわからなかった…


「俺が殺したとはどういうことでしょうか?」



「お前があの子に自殺を唆したんじゃろうが」



「!?!?!?え?あの人、死んじゃったんですか」



「今日の朝、首吊ってた姿を見てしまったよ、あの子は死ぬ伏線があったから注意深く見てたつもりじゃったが不覚じゃったよ!お前という殺人者に会うことを許すんじゃなかった……」



「いや!ただ俺はその…知世さんだっけか?その子と普通に話しただけですよ!!自殺なんてワード一言も使ってませんし、唆してはいないです。」



「唆してないなら追い詰めたのか?」



「え??どういうことですか?」



「あの子は普通の人じゃないんじゃ。お前に信じて貰おうとも思わんが、あの子は未来が見えるんじゃ。それであの子は予言者とも呼ばれてたのじゃ…お前が予言者予言者とあの子を追い詰めたのじゃろ?」



「やっぱりあの人、予言者だったんだ!っていうかあの人が予言者ってこと今日初めて知ったのですが…それに、予言者についての話はしてませんし…」



「信じられるか!!さぁどう責任とるつもりなんじゃ??」



「そこまで言うなら証拠を見せてくださいよ!僕があの子を殺したという証拠を。」



「昨日あの子はワシ以外で人に会ったのはお前だけなんじゃ、それで今日になったらあの子は死んでいた!お前が自殺に追い込んだか示唆したかしか考えられん!!」



「でもそれじゃ証拠って言わないんじゃ…」



「うるさい!!とにかくじゃあの子が死んでしまったのは……」

お前のせいだ!!!!!


そう言われてこの日の午前は終わったのだ!


次回!<違和感>

7月中には投稿出来ると思います!!

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