婀娜っぽい
掲載日:2017/10/24
シャボン玉がふわりと舞っている気がする、桃の皮を張りつけた雰囲気のバスルームに二人、シャツ一枚と下着で立っており、バスの足と比べても大きさが変わらない女性と無骨な石鹸みたいな足の男性が間を置いていた。
「なあ、これで良かったんだよな」
女性は頷く。
男性はシャツを脱いで下着だけになり、女性はそれを眺める。
男性が浴槽の中に入ったのを確認したら、女性は足の向きを変えて、カウンターに置いてあったナイフを手に取り、涙を流しながら言った。
「ごめんね……」
この後は処理に逐われて、大変だったらしい。
携帯越しでしか状況を知らないからなんだけど、なぜか貯金が増えていた。




