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彼方は勇者ですか?「はい」  作者: 軽見 歩
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第1話 序章のはじまり

「起きなさい、目を開けるのです勇者よ」


 聞きなれない女性の声が頭の中に直接響く感覚・・・はっきりしない意識の中、言われるがまま僕は目を開けた


「うう・・・ここは?」


「起きましたか勇者よ」


 目を開けるとそこには女神?の様なの輪郭の光る人型物体がそこに居た。僕が目覚めたのは正に虚無の空間、世界にはては無く床もない、だが、こう浮遊感と呼べるものも無いのだ


「ああ・・・まさか貴女は女性型宇宙人ですか!?僕なんかをキャトってどうする気なんだ!」


「女神です勇者よ、断じて地球外生命などではありません。そして勇者よ、貴方は死んでしまったのです」


 宇宙人じゃない?いや、それよりも僕が死んだって?女神と自称した女性は話を続けた


「貴方は真夏に開催された同好の士によるウスイホン即売会なる物に3日徹夜で参加し、金銭を交通費の事も考えずに使い果たした貴方は徒歩による帰宅に挑み、その道中で力尽きてしまったのです」


「僕が死んだ・・・でもこれが夢だとは思えないし」


 自分が死んだ事についてもっと狼狽えるべきなのだろうが、イベント2日目で既に身体の感覚は無くなって意識もあやふやだったのでいつ死んだのかすら分からないので実感が持てないのかもしれない


「そんな、じゃあ僕の戦利品は!?」


 女神は静かに両手を広げこう告げた


「安心してください勇者よ。貴方の戦利品は全て家族の手によって転売され、貴方が死んだ事で何故か下りた保険金と祖父の万馬券、宝くじ一等を金運の神に当てさせましたので、ご遺族も安心して暮らしていける事でしょう」


 僕の戦利品が未使用のまま転売・・・


「くそう!僕にもっと体力があればこんな事にはッ」


「お悔やみ申し上げます勇者よ。奥様の方にも私の担当ではありませんが、今縁結びの神が今新たな殿方を探しているところです」


 今しれっと女神がトンでもない事を女神が口走ったような


「えっと、その・・・女神様?」


「勇者よ、言いたい事は分かりますが奥様にもこれからの人生もありますし・・・」


「その奥様ってネットゲームで結婚した僕の嫁の事ですよね?モフニャンさんの中身は男だったはずですが」


「ピキッ!」


 その時、世界が凍り付いた気がした。引きつった顔の女神はしばらく沈黙した後に口を開き


「情報の伝達に少々不備があった様です。今状況を確認し適切な対応をしますので少々お待ちを」


「はい」


 女神は一礼した後姿を消し。体感時間で15分ほどたってから戻って来た


「申し訳ありません。すでに男の娘と結ばれた後でした・・・」


「いえ、彼が幸せなら別にいいです」


 実在する生物だったんだ男の娘。生きてる中に一度は見てみたかった


「こほん、現世にはもう未練は無いでしょうし本題に移らせていただきます」


「はい、どうぞ」


 なんかもう色々どうでもよくなっていた



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