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黒い腕は死神の手  作者: 蒼鉄
4/5

少年 : 現状把握③

次いきます。

「記憶喪失ですか・・」

確かに記憶はない。何となく前の記憶が朧げに残っているが。

いつの間にか俺がエリアスになった様だ。

何故?どうして?わからない?

ノーライスト家?ゴードン?ヒルデ?

記憶にない・・・なるほどこれが記憶喪失か・・


コンコン

扉からノックの音がした。

「・・・・・失礼します。」

か細い声が聞こえた。

「・・・・先生を・・・お連れしました。」

サテラと呼ばれた少女メイドが入ってきた。


「先生、息子が目を覚ましたのですが、記憶喪失になっているようですの。見て頂けますか?」

サテラの後ろからヨボヨボの爺さんが出てきた。

「エリアス様、少しよろしいですかな?」

爺さんが俺の額に手を当てた。

「神々よ、我が右手に神聖なるチカラの光を灯し、彼の者を癒したまえ。」

爺さんの手が白い光に包まれている。


おや?身体の痛みがゆっくりと無くなっていく。

「これは何ですか?」

爺さんは白い光を出したまま言った。

「これは治癒魔法ですじゃ、憶えておりませぬか?以前治癒魔法をお教えしましたが嫌がって逃げ出した事を。」

憶えてない・・

「すみません、憶えていません。」

素直に答えた。

「そうですか・・やはり記憶喪失の様ですな・・それにしても敬語を使っておられる⁉︎以前は・・」

奥様と爺さんが納得しながら不思議そうにしている。

「・・言葉使い・・いや、性格まで・・・」

爺さんが不思議がっている。

「・・あの傍若無人なエリアス様が・・」

メイドさんが驚いている。


ドタドタドタドタ

バターン‼︎


また誰かきた。


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