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黒い腕は死神の手  作者: 蒼鉄
3/5

少年 : 現状把握②

まだ書きます。

「誰⁉︎」


甘い香りと暖かい感触・・

でも知らない、見たこともない服装、一瞬だったけど見たことのない顔。

誰だろう?


「イタタタタ‼︎」

ん?痛い事を声に出したのだが誰の声だ?子供の声だみたいだったが?


「あらあら、ごめんなさい」

知らない声だ。でもおっとりとした優しい声だ?

それにしても身体が痛い。


「奥様、そんなになされますとエリアス様の身体に障ります。」

ん?まだ女性が居るのか?エリアス?誰の事だ?


「あらあら、そうね。エリアスごめんなさいね〜。」

エリアスさん謝られてるぞ。


おっとりした女性が俺を凝視している・・

あれ?何かおかしい。


「エリアス?」

また知らない声が聞こえた・・

おかしい、俺が言いたい事を誰かが言っている。


おっとりした女性が心配そうに顔を覗き込んでいる。

「エリアス?どうしましたの?」

女性が俺を見て問いかける。


何かが変だ。

俺を見てエアリスと言う女性、

俺の名前は・・・何故だ?思い出せない・・

この状況からしてエリアスは俺なのか?

「ここは何処ですか?私がエリアスなんですか?」


おっとりした女性が青い顔して驚いている。

「奥様⁉︎」

周りから声がした。

奥様と呼ばれたおっとりした女性が目の前から消えた。

どうも座り込んだ様だ。

そして3人のメイドさんぽい人が駆け寄ってきた。いやメイドだ。


「大丈夫よ。大丈夫。サテラ、治癒術師の先生を呼んできて。」

まだ少女の様なメイドさんがうなづいて出て行った。


奥様が立ち上がりまた俺を見た。

「エリアス私がわかりますか?」

心配そうに問いかけてきた。


「すみません、わかりません。エリアスは私の事なのでしょうか?ここは何処なんでしょう?」

奥様とメイドさんが驚いた顔をしている。


「記憶喪失・・?」

「奥様、一時的なものかもしれません。」

「そうね、一時的なものかもね。」

奥様とメイドさんは納得した様だ。

そして奥様は俺を見て言った。

「あなたはエアリス、このノーライスト家、ゴードン・ノーライストと私 ヒルデ・ノーライストの息子 エアリス・ノーライストです。」


やっぱり俺がエリアスの様だ。




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