表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不老不死の龍神娘。  作者: †SR★龍神†
8/26

第七話 月移住計画、開始。

「都市内の人々に継ぐ!今から月移住計画を・・・開始する!!」

「「「「「「うぉおおおおおおおおおおお!!!」」」」」」


 時は紀元前一億九千九百九十九万九千九百七十三年。今、人類が月へと移動する時。月移住計画が始まろうとしていた。


「ついに始まるのね」

「あぁ」


 永琳がビル(?)の最上階から都市を眺めながら言う。その隣で月夜見もうなずく。

 眺めていると遠くの森の方から何かが動いていた。


「くっ、やはり来たか」

「でも、あの数は・・・」


 三万以上の妖怪だ。遠目で分かるほどにうじゃうじゃといる。これは想像しない方がいいほどグロい。蟻が一ヶ所に群がっているときと同じ程グロい。


「ツクヨy「お母さん」お母さん、あれは何でも多すぎです!あんな数相手にできないですよ!?」

「ああ、分かってる。そのためにアマキミ様達に・・・」

「アキ達を犠牲にする気なんですか!?」

「アキ?仕方ないでしょ!この都市の兵士は二千人、勝てる訳がない!それに犠牲者を多く出したくないの!」


 そう、アマキミ達でやれば犠牲者が出ない筈。最高神と妖神(ようじん)がいれば勝てる、と。


「でも、それじゃあの子達は月に…」

「ツクヨミ様!妖怪が都市まで進行中です!距離は1kmです!」


 都市の外を観ていた兵士が妖怪の進行を調べてきた。


「くっ・・・兵士を門の前後に!住人をロケットに乗らせなさい!満員になったらすぐに発射!速急によ!」

「はっ!」


 兵士が都市内放送で住人達を移動させる。すぐにひとつ目のロケットが満員になり、ひとつ目のロケットが発射された。


「永琳、私達も移動するのよ」

「・・・分かってるわ」






 その頃、天輝美達は…


「地震!?」

「ロケットだよ。ひとつ目が発射されたんだよ」


 驚く白龍に、天輝美が簡単に説明する。影舞は少し驚いたようだが、ほとんど無反応に見える。


「って、のんびりしてる場合じゃないよ。妖怪が来たんだって放送でも言ってたじゃない」

「あ、そうか。じゃあ行かないとね」

「妖怪。私の、子孫?」

「いや、エイムの子孫なら人間を襲わなくても生きれる」


 白龍が影舞に言う。それを聞き、少しだけ微笑む。ホントに少しだけ。


「じゃあ行こう。月には行けなくなるけど、人類のためだからね」


 天輝美が言い、建物から出た。今は都市の南部。門に一番近いところだ。


「えーりんには会えなくなっちゃうけど、一生ではないと思うから大丈夫。きっと」

「妖怪、来た」

「こりゃ、ホントに三万はいるね」


 天輝美達が前に進み、門を出た。兵士が五百人程はいる。だが、あの数で、しかも中妖怪よりも強い妖怪が多く、勝てる筈も無い。すぐに殺されてしまう。そこで、天輝美は兵士に言う。


「ロケットのところまで先に行きなさい」


 妖怪の動きが止まる。金縛りの幻想を造り、現実にしたのだ。そのスキに生き残った兵士、およそ二百名がロケットの場所へと走って言った。


「エイム、いける?」

「大丈夫」

「よし、じゃあ私の右をよろしくね。私は前と左を殺っておくから」

「わかった。」


 天輝美が斜めを向き、影舞が右を向く。そして、妖怪が動き出すと同時に、能力を発動した。


魔神鑑(マシンガン)!」

(エイ)滅破(メツハ)


 天輝美はいつかのダークフレイムマスターと同じモノを使い攻撃。一瞬にして前方の妖怪百体以上を倒した。

 影舞は妖怪の影で妖怪自身を取り込む。こちらも一瞬にして五十体以上消滅させた。


「全然、減って、ない。」

「大丈夫。いくよ。気円斬!からの超電磁砲(レールガン)!」


 妖怪が一列、一直線に体等から真っ二つになる。そして、電撃で消していく。五百体以上消滅。

 影舞も影を操り次々と倒していく。

 また地面が揺れた。先程より大きく。


「同時に三つ目のロケットまで出たぞ!」


 白龍が言った。


「わかった!あと二つだと思うからそこまでやるよ!」

「うん」

「ああ!」


 天輝美は神力を10%程出し、能力を発動させる。範囲は直径1km内にいる影舞以外の妖怪に幻を見せ、現実にした。何かが妖怪に突き刺さっている。

 __鉄柱。

 一瞬にして範囲内にいた妖怪、千体と、その周りにいた妖怪二百体にも同時に消滅。さらに、追加攻撃で神力の弾幕を放ち合計二千五百体を消滅。


「まだまだ!」


 神力をさらに出し、30%。神力を一気に放つ。五千体を消滅させた。

 また地面が揺れる。


「あとひとつだ!」

「うん。」

「わかっ__危ない!」


 影舞が後ろを向いていた隙をつき、妖怪が一斉に影舞にとびかかった。影舞がすぐに反応に攻撃したが、避けたものがまた飛びかかる。

 __グチャっ

 鈍い音がした。

 __グチュグチャ

 血肉が飛び散る。


「ぐぁあ!」

「お兄ちゃん!」

「白、龍?」


 天輝美が妖怪を吹き飛ばし白龍に近寄る。腹に大きな穴が空いている。下は血と肉が落ちている。


「お兄ちゃん!!」

「す、すまんな。俺・・・あんま、戦え・・・ないから。こういうこと・・・しか、できなく・・・て」

「お兄ちゃん!喋っちゃだめ!」

「白、龍・・・白龍、が・・・」

「あ、え、な、なんで!?なんで能力が効かないの!?どうして使えないの!!?」


 天輝美が能力を使って直そうとするが、能力が発動しない。

 影舞が急に立ち上がり、叫んだ。


「コロス!!・・・影躰(えいしん)!!!」


 妖怪の影が浮かび『剥がれる』。


「・・・滅!!」


 落下。そして、影を消滅。本体と共に。


「エイム!待ってエイム!!」


 影舞は天輝美の言葉を無視し、妖怪等の中へと走っていった。


「くっ・・・すまない。俺が・・・こんなことになったから、エイムがゴホッ!ゲホっ!」

「お兄ちゃん!」

「すまん・・・今度は『授ける』じゃなくて、『与える』だな」

「そんな!お兄ちゃん!!」

「また、な・・・」


 白龍は光出し、粒子となり天輝美の中へと消えていった。


「・・・うぁあああああ!!!」


 天輝美の叫び声がすると共に、最後のロケットが発射された。

 …む。

 なんかいろいろと…うん。ですね。

永「何がよ。それよりアキに会わせなさい」

 無理です。ロケット発射してしまいましたので。

天「ここで会えるよ?」

永「アキ!」ダキッ

天「えーりん」ダキッ

白「くっ、妬ましい。だがしかし!俺は天輝美と一心同体!!」

天「わたしはブラコンじゃないので、よろこべましぇん」

白「噛んでやがはっ」

影「アキ!」ダキッ

天「影舞ぅ!」ギュッ

 何やってるの妬ましい。まぁいいか。

 では、また次回もゆっくりしていってください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ