第十一話 さあ、修行を始めましょう。
オンバシラァアアアアアアアアアアアア!!!!!!
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天輝美side
神奈子たちと会ってから2週間たった。今日は私が、諏訪子に1回目の試験をする。現在の時刻は9時頃。朝食を食べた後だ。居間で諏訪子の上を私が乗っている。
そう、乗っている。
「ここかぁ?んん?」
「んひゃぁっ、んっ、あ」
つんつん、とおなかをつついたりさわさわしたり、胸をさわさわしたり。うむ、いい体だ。
「ほらほらぁ、くにくに」
「ぁんっ、やめっwひぃっww」
「これで反撃できなかったら、すぐに」
やられちゃうよ?と耳元で囁く。そして舌を伸ばし耳に触れる。
「ひゅいっ!」
ひゅい?可愛いなぁ。
舌でもう一度ぺろっと舐め、耳をくわえる。はむ、はむ、とわざと声を出しながら、息を当てながら。
「はぁんっwあきぃっwんんっww」
笑い声と喘ぎ声が混ざってやがるぜ。
私が服の中に手を突っ込んで揉んだら、くすぐったいのか体がピクンと跳ねている。胸はつまむと言ったほうがあっているような気がする。服の中でやっているためどこがどうなっているかわからないけど、胸の形はわかった。流石私。
「諏訪子、かわいっ」
「んっ、アマぁん!アマキミ様っ。や、やめ、ひゃぁwwんあっ、あ、やめwwあひぃ!?w」
次はくすぐる。おぅ、ちょっとやばいかも。そんなことを思いながらも服をたくしあげ、肌に直接でくすぐった。
__5分後。
ピクン、ピクン、と諏訪子が震える。くすぐるのを止めると、顔を真っ赤にし、涙目。口が開いて涎が垂れる。服ははだけ、胸の下部分まで肌が露出し、汗で濡れている。最後に胸から下まで一本線を引くように撫でた。
「ひぁああああんっ!!」
ビクビクン、と体が跳ねり諏訪子は堕ちた。体が跳ねた衝動でスカートがめくれ、諏訪子のが見えている。あ、白だ。
30分後、諏訪子が目を覚ました。
「うっはぁ!」
諏訪子は目の前にある私の顔を見た途端に跳ね起きた。あぁ、せっかく膝枕してあげてたのに。
「アマキミ様、怖い」
「あはは、ごめん。(でも、感じちゃったんでしょ?」
と、私が小声で言うと、むぅー、と顔を紅くし、頬を膨らませていた。
「でもまぁ、試験第一部は失格だね」
「試験?」
「そう。今日は第一回○○(まるまる)試験をやるんよ。さっきのが気防試験。気絶しない、精神を冷静にできるかの試験。まぁ私は絶対に合格できないけどね」
「できないのか」
「とりま失格。次は午後からやるから、それまで休憩」
「わかった、はぁ」
「どしたの?急に」
ため息をつく諏訪子に聞く。
「いやぁね、さっきの関係なくないかい?あと、急すぎるし・・・心の準備も・・・」
「関係なくないよ!私には!」
「アマキミ様にはでしょ?」
「うん!だって諏訪子の神力は美味しいからね!・・・あ」
私は気付く。他の神の神力を奪うことは神にとって悪、違反。しまった、最高神でありながらそれをやってしまってきたなんて。でも私は関係無いんだけどね。だって能力だし。いや、本当はいけないんだけどね?
「アマキミ様って何でも有りだね」
諏訪子が呆れたように言う。私はまぁね、と自慢気に返した。すると諏訪子はそれは置いといてとでも言うように話を戻す。諏訪子から始めたんじゃないの?
「で、どれくらい取ったの?」
「ん?」
「神力」
「んーと」
これくらい?と立って両腕を大きく開いた。水で表すと・・・20Lは越えるね。
「どんだけだよ!」
「いやぁ、取りすぎた取りすぎた。私にとってはそう多くないけど」
「私にとっては多いよ!」
「でも、私がそれだけ取っても諏訪子の神力は減るどころか増えてるよ?」
「ぇ?どゆこと?」
「さぁ、どういうことでしょう」
教えてよぉ、とか言ってる諏訪子を無視して神社の周りでも掃こうかと竹箒を取りに行く。
「あーうー!」
何か叫んでいるが無視。だって説明面倒なんだもん。そういえば、巫女とかいないのかね。神が掃除って、おかしくない?おかしくない。あ、そう。
「・・・ん」
誰か来た。参拝客かな?でもザッザッ、と足音をたてて来たのは、
「那々詩、だっけ?」
「うん、久しぶり」
「あ、久しぶり、って再開早くない?」
「早くない。3週間も会ってなかったからね」
この人、何しに来たんだろ。
「何しにって、参拝?あ、そういやアマキミ」
「?」
「ボクのこと女性だと思ってない?」
「?違うの?」
「ボクは男だよ?こっちではね?」
「ほへぇ」
「ふふっ、やっぱ男には興味ないか」
那々詩は男性とは思えないほど高い声だ。15歳くらいの女の子のような声。ほんとに男か?顔も女っぽいし。あ、もしかしてこれは、男の娘!?
「アマキミ、君はロリコンなのかい?」
「貴方知ってて言ってるでしょ」
「うん。とりま、参拝をっと」
那々詩は何処からかお金をだし、賽銭箱に入れた。神が参拝って。しかも、神力出しっぱなし。ほんのちょっとしかないけど。
「誰?」
私以外の神力に気づいたのか、神社の中から諏訪子が出てきた。
「そこの人、いや、そこの神は何しに来てるの?」
「ボクかい?ボクはね__」
いちいち溜めるな。
「私の知り合い」
「ありゃ」
こうでも言っとかないと、知り合いじゃない、とか言ったら何かめんどくさそうな相手だからね。
「アマキミ様の知神か。名前は?」
「那々詩だ」
「名無し?名前はちゃんとつけないと」
名無し・・・確かに間違えやすい。聞く方は発音が違うだけだからね。書けば結構違うと思うけど、聞くとね。私も間違えそうになったし。
「いや、名無しじゃなくて那々詩」
「そう。な→な→し↓ね」
「で、何しに来た?」
諏訪子は話を戻す。
「諏訪子、別に悪い神とかじゃないんだからそんなこと聞かなくても」
「アマキミ様は黙って。で、何しに来た」
「諏訪子(!)」
「ただの参拝。あ、もうひとつある」
「何?」
那々詩は後ろを向くと何かを取り出す。私が見たところ数は2つ。黒くて細長い物と、銀色に輝く何か。那々詩は取り出したそれらを両手に1つずつ持ち、こちらに振り替える。
「用事の内容は、試験だ」
「試験?」
「そう。まずは諏訪子とボクで戦う。諏訪子が勝てば合格。報酬として願いをひとつ叶えてあげる。次はアマキミとボク。諏訪子のときと同じく、ボクに勝てば合格。報酬として願いを叶える」
「負けたらどうするの?」
「負けたら?そりゃあ」
那々詩の顔が黒い。怖い、そう思ってしまいそうなほど。
「__死ぬ」
「!?」
「ことはないよ。好きなキャr、ゴホン。君たちを死なせはしないよ。たぶん」
「たぶんって」
「大丈夫。負けてもどうもならないよ」
どうしようか。私が考えていると諏訪子が口を開く。
「わかった。私やるよ。勝てばいいんでしょ?」
「うん」
「やろう。試験」
「オーケー」
那々詩はそういうと両手に持っていたものを宙へ投げた。すると、銀色の何かが弾けると私たちを包んでいく。
「(都合がいいからまぁいいか)」
「では試験の時間だ。ルールは簡単。ボクを気絶させるか殺すか、ボクに降参させるか、だ。どんな手を使ってもいい。とにかくボクに勝てばいい。時間制限は有だ。30分。では、3分後に始めよう」
次回は試験だ!ではまた次回。