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第二話・夏休み

今年の夏休みもあと少し。今年こそはのんびり行きたいなあ。


「ニイチャーン!」


そらきた。どうせまた、宿題の手伝いでもしろってんだろ。


「宿題なら手伝わないぞ。」


「違うよぉ。ねえ、明日さ、海行くでしょ。」


夏休みも最後に近いから拓弥さんの車で一時間近くの海に行くことにしていたのだ。


「それが、どうかしたのか。翔太。」


「水着がちっちゃいンだぁ。」


ぶっ。


「兄ちゃんいま笑ったでしょ。」


あれ聞こえてたみたいだ。


「おまえさ、スクール水着で良いじゃん。今年買ったバッかだろ。」


「違うの。プライベート用の水着が欲しいんだ。」


ふーん。別にいらない気もするけど俺も水着買わないとな。


「じゃ、今日買いに行くか!翔太!」


「やったぜぇ!これで友達に自慢できる。」


ふん!といい、とても上機嫌な翔太。


「拓弥さん。拓弥さんの水着まだ着れますか?」


「・・・・・・。」


着れないんだな・・・。まあ、わかってたけどな。


「じゃあ、今日水着買うんで、一緒に選びませんか?」


と拓弥さんに聞く。いつもなら行かないと言うが、今日は違った。


「私も行きます。」


決まりだな。


「拓弥さん。車の運転宜しくお願いします。」


今日はちょっと遠いデパートに行った。こっちの方が種類が豊富だからだ。翔太は車に乗ってるときにも、「やったぜぇ!」とはしゃぎまくってた。


「つきました、優斗さん。翔太さん。」


黒塗りのベンツに揺られること一時間。


「兄ちゃん!拓弥さん!早くぅ!かっこいい水着買うんだからぁ。」


「ハイハイ、わかったからその前に昼飯食うぞ!」


「ハーイ!」


さーてと、何処で食うかな・・・。


「兄ちゃん。ハンバーグバーガが良い。」


「よしよし、ハンバーガーな。」


やっぱりそうきたか。俺ハンバーガー大嫌いなんだよね。まあいいか。


「拓弥さん買ってきますんで何が良いですか。いつもので良いですか?」


「ああ。いつもので良い・・・。」


「僕は・・・。」


「スペシャルバーガな。」


さてと、おれは翔太を拓弥さんに任せ、俺はハンバーガー屋に行った。


「えーと、ダブルチーズバーガーセット一つと、スペシャルバーガーセット一つで、あと単品でポテトとナゲットください。」


「かしこまりました。」


と、無料笑顔をもらい、拓弥さん達の所へ帰った。


「帰ってきた、早く兄ちゃん!!」


この二人は思いも寄らぬ早さでハンバーガーを一分で間食した。スゴッ!


「食べ終わったし水着を買いに行くか。」


「うん。買う買うぅ!」


水着売り場コーナー


うーん、俺はこれにするかなぁ・・・。これで良いかな。けっこーかっこいいし。俺のがらは黒い下地に赤と青の龍が描かれているというものだ。


「兄ちゃん。これでいいや。」


「私はこれで・・・。」


えーと、翔太のは・・・。黄色の下地に思い切りアンパ●マンのトリオがのっている。


「翔太。これはやめた方が良いと思うけど・・・。」


「これがいいの・・・。」


弟のセンスのなさにちょっと悲しい気がする・・・。トホホ・・・。次は拓弥さんのえをみる。


「・・・・・。」


「・・・・・。」


さすがの翔太もビックリしているようだ。なぜなら・・・。


「いかがでしょう・・・。」


ドラエ●ンのキャラが勢揃いの水着を持ってきたのだ。


「拓弥さん。ソレはやめた方が良いと思う。」


「僕も思う・・・。」


と、翔太。てめえも人の事言えねぇよ!


「俺が選ぼうか?」


「お願いします・・・。」


「じゃあ、それ返してきて。」


「はい・・・。」


ふう。アブねえ。後一歩で変態に見られるかと思った・・・。


「返してきました。」


「うん。」


俺が思うに、拓弥さん黒とかに合うから、黒の生地だけの海パンにした。


「これで良いよね。拓弥さん。」


「はい。」


きまりっと。んじゃ、会計しますかね。


「合計五千五百五十円です。」


ハイハイ・・・。って、ええ!何でトリプル五!!ラッキーな五なのかおい!!


「有り難うございました。」


さあ、買うものも買ったし帰るか。


「帰ろ〜〜。早く家に帰ろ〜〜。」


「ハイハイ。」


ということで、明日の海に備えてサッサと帰る俺達だった。


遅くなりました。これからも宜しくお願いします。

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