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そのアルカナは、死神。〜共感不可だらけのデスゲーム〜  作者: 宵月玲


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ボイレコ書き起こしメモ、未清書だらけ。

満たせない欲望。

寒い。

雪なんて大嫌い。

感想がもらえない。

書いて、書いても感想もブクマもない。

そんな、ネット小説を、書いている気分。

赤上げて、白上げて、赤下げる。

そんなリズム。

くだらない規則正しさでしんしんと降っている。


行方不明事件。

派遣社員、片瀬 水奈。24歳。女性。

趣味でコスプレイヤー、『瀬川 みんと』としても活動。

法則は前回と似ている。

現場に残されたタロットカード。

だが今回は勝手が違う。

どのアルカナなのか、わからないということ。


理由? 警察が開示しなかったから。

日本の警察は優秀だ。

そもそも、無能なわけがない。

ごくたまに、やらかしてしまうだけ。

だったら治安なんてものは崩壊しているはず。

なのにあいつらと来たら、部外者だのなんだの、現場荒らすな立ち入り禁止だどうのこうの、毎日毎日偉そうなんだよああぁあああ!


→全部カット。酔った勢いですスミマセン…


そもそも、疑問。

何故、行方不明?

何故、タロットカード?

何故、年齢も性別もバラバラ?

何故、ニュースでも大きく取り上げられない?

何故、SNSだけが大騒ぎ?


ーーー昔読んだ、社会現象になったある一冊の小説が思い浮かんだ。

いやあれは、対象は中学生だったか。

爆発する首輪をつけられて、クラス全員で……

映画で観て、小説も読んだが、恐怖というか、身も凍るような、おぞましいというか、うん。


『……デスゲーム』


ポツリと、零れた。

記者としての私の勘。いや、勘違いであって欲しい。

だって、現代社会で、SNS全盛の時代で。

そんなこと、あり得るのか?

クローズドサークルなんて、構築すること自体難しいというのに。


→交通費、請求するも却下される。◾️ざけ◾️な。


タロットカードに視点を戻す。

かじった知識で太刀打ち出来る事件ではないことは明白だ。

図書館に行く暇も惜しい。

電子書籍で片っ端からタロットカードについての書籍を買い漁る。

どうせ、取材費なんてのもの出ないだろう。

こうなりゃ、ヤケだ。


→タロットカードについては割愛。


……動機。

ミステリーでは定番の、あれだ。

人が人を、何故? WHO?

そもそも、快楽目的なのか?

それか、復讐か?

愉快犯の犯行のようで、でもどこか違うようで。

無差別なのか? いや何か法則性があるような。

電車の扉に掲載されているドラマ化!した漫画のタイトルが、朧気に浮かんでは、消えるように。


→コーヒー豆を切らした。買ってこなくちゃ。今高いんだよな〜。


以前、取材対象から忠告を受けた。

これ以上、深入りしない方がいいと。

私も正直、そう思う。

記者としての使命感で関わるヤマではない。

女記者ではなく、一個人、杉澤 樹里としての警報アラートがジャンジャンバリバリ鳴っている。


→あー、パチンコ行きたい、右打ちしたい。


目が痛む。

目薬のストック、どこにやったっけ。

資料をまとめては、ゴミ箱に投げ捨てて、また、印刷して、にらめっこ。

法則性……名前、性別、職業、背景……


→考えてもわからん。


以下、書き殴った跡。

解読不能。


ーーーこのメモは一連の事件とは、何の関係性もありません。すべて、私の妄想であり、ただの落書き、ストレス発散の場として適当に書き連ねたものです。




満たされない狂気。

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