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そのアルカナは、死神。〜共感不可だらけのデスゲーム〜  作者: 宵月玲


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25/50

毒牙

デスゲームまだー?

修学旅行前日の夜。

準備を済ませて私は家でじっと、見つめていた。

何をって? ……はは。うん。あれだよ。

街で会った占い師のおばあさんが渡してきたタロットカード。


今はネット時代。

少し調べれば、初心者でもなんとなくわかる。

魔術師のアルカナ。逆位置。

正位置じゃなくて、逆位置。


……うん。効果とか意味は割愛するね。

だって、恥ずかしい。

知ったかぶりして、痛い目にあいたくないから。


お守り代わりにって言ってたけど。

わざわざ修学旅行に持って行く必要、あるのかな?

でもね、うーん。気のせいだといいんだけど。

…………ふぅ。私もまだまだ子供だなぁって。

でも、カード1枚だけ持って行くのも、ね。

入れ物、入れ物、どこにあるかな。えっと。

仕方ないから昔買ったトランプの箱から拝借することにした。中のトランプを抜いてっと。

うん。蓋がパカパカして外れないか不安。

輪ゴムでも巻こうかな?


次の日。

荷物を持って、集合して、修学旅行のバスへ無事乗り込んだ。

隣の席は? アルマだ。

ちょうど真ん中から少し前の右側の席。

アルマは通路側。私が窓側。


早速お菓子の包みを広げて盛り上がるアルマ達。

私は、なんだか……疲れていた。

体全体が、重たいというか、気怠いとはまた違った、不思議な感覚だった。

アルマに飴玉を渡されたけど、後で食べるねと言って、目蓋を閉じた。


ーーー起きたら、いつの間にか真っ暗だった。

え? 着いたの?

……重たい頭を軽く振って、バスの時刻を見る。

01:04。

えっと、なんで止まっているんだろう……


周りを見ると皆寝てるか、席がいくつか空いている。

どうやら、パーキングエリアみたい。

休憩かな? あ、そういえばトイレ、行ってなかったよね。

意識したら、トイレに行きたくなってきたのはずるいと思う。


隣で寝ているアルマを起こさないように、そろりそろり。とは言っても、何回かぶつかったけど。

焦る気持ちを抑えながらバスを降りて、トイレ、トイレ。




ーーー暗転。


ぷつりと、意識が途絶えた。



これはうろ覚えな記憶。 

植え付けられたかもしれない、偽りの、本物の、記憶。



『……確……したか』


『間違いない』


『ーーー術ーーーのアルーーー』


『撤収……よ。繰り返すーー』




ーーー暗い。

これは塗りつぶされた記憶。

何も信じられない、裏切りの記憶。



まーだだよ。

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