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そのアルカナは、死神。〜共感不可だらけのデスゲーム〜  作者: 宵月玲


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12/50

ルール、√After

死の行進。

「……首尾は上々」


紫煙をくゆらせる。


「植え付けた罪の咎」


指で弾く、1枚のタロットカード。


「狂い咲くのは、もうまもなく」


めくられたアルカナは、死神。


コンコン。


「……入れ」


「はい。失礼します」


ノックの音で思考の旅は中断。

開かれたドアから現れたのは、上品なスーツを着込んだ金髪の女性。

眼鏡越しからでも伝わる、強烈な眼光。


「ルールミーティングの時間になりました」


「ーーそうか。すぐ行く」


葉巻を灰皿に押し付け、上着を掴む。

今日は長くなりそうだ。


「……しかし、…………いえ」


「なんだ? はっきり言え」


「……それでは。宜しいのですか? 今回のルールは、大アルカナと小アルカナ。この2つのうち」


「死神は、変わらん」


手を止め、真っ直ぐ見据える。

それだけで、小さく息を呑む音が聞こえる。


「……必然なのだ。選ばれたのも、選んだのも」


「ですが!」


「時間だ。行くぞ」


「………………はい」


部屋の主は消え、残るのは紫煙のみ。

ただただ、紫煙のみ。

参加者達の葬送。

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