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母との語らい

「母上、廻理です。今お時間宜しいですか?」


「どうぞ、入って」


良かった、まだ居たらしい。


「失礼します」


「そこに掛けて。それでどうしたの?」


「はい。実はーー」


説明するとにこにこしていた天音母上の顔が少し強張る。


「そう。確か廿楽さんと言えば英雄連会長の娘さんだったかしら?廻理が望むならば私は構わないわ。でもその研究団体は少し探りを入れて見ようかしら。」


ほえ?何故調べる必要が?


「貴方が生まれた位の頃かしら…英雄連の下部組織が町から人を拐って異能を酷使させるって事件があってね?それに関連していた人物が関わってないか調べる必要はありそうね。」


マジか…多分拐われた人達ってのもハイネみたいな元ホームレスとか食うに困っていた人達なんだろう。


それを聞いて母上が警戒していた意味が分かった。


「母上のお気持ち痛み入ります。」


「良いのよ。貴方は大事な私達の息子なんだもの。子供の心配をするのは親の責務よ?明日の朝までには調べておくから貴方は安心なさい。」


「ありがとうございます。あ、そうだ。母上、昼食は取られましたか?」


「フフッ、実は仕事に熱中しちゃっててまだなのよ…」


「では、たまには天気も良いので温室でランチをしませんか?桜子母上も呼んで三人でいかがでしょう?」


本当は中庭で取りたかったけど真冬だし風邪引いちゃうからね。


「あら、素敵な提案ね!直ぐに準備させるわ!」


母上が内線の受話器にあれこれ言うと三分と掛からず準備が整ったとメイドが伝えてくれた。


桜子母上の書斎に迎えに行ってから三人団欒の時間を取った。



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