俺がパパでお兄ちゃんになるんだよぉ!
メリクリでっす
投稿二日空いてもうた…
三本投稿しまー
おはようございます。
現在6時47分、天候は晴れ、今日はアカリを連れてミミランに行く予定だけど…
朝の支度を済ませ朝食に向かう。
食堂には天音母上と愛留さん以外は勢揃いしており、ハイネがこっちこっちとアカリの隣の席に俺を呼び寄せた。
「皆おはよう。俺は今日アカリを連れてミミランに行く予定だけど、何か用事とかはある?」
「丁度良かった。午前中にはアカリの養子縁組を終わらせるから午後からは好きになさい。」
「おっ、あの話もう整ったんだ。流石桜子母上だ、仕事が早い。」
「昨日の騒動で問題が山積みとなったからどうしても遅れるだろうと思って早期解決しただけだよ。アカリにはこれから天道の名字を名乗って貰うことにした。愛留からも許可は得ている。」
ほえー、アカリは俺の妹になるのか。
兄が父親代わりって何か変な気分だろうけど法律上、異世界から来た人は誰かの庇護下に入ることが義務化されている。
ん?そこで何で愛留さんの名前が出るんだ?
「愛留は異世界人支援協会の副会長だからな。別の肩書きに希少種保護協会でも副会長を勤めているから今回の件を相談するには適切な人選なんだよ。」
「心読まれた?!」
「カイリん顔が考えてること判りやすいからやで?」
「そうなの?!」
むぅ…そんな事に思われてたとはな…
少しポーカーフェイスの練習をしなくては。
「ぱーぱ、おはよ?」
「あぁ、おはよう。お昼からは俺とお出かけしような。口の回りがミルクとシリアルまみれだな…ハイネたん拭くもの頂戴?」
コーンフレークとの格闘に集中していたあかりが俺に挨拶をしてきた。
うん、挨拶は大事だからな、古事記にもそう記されている。
ハイネたんにタオルをもらい顔を拭いてやると、にま~とした笑顔を向け、ありがとーねぇね、と言うとアカリはまた食没していった。
「ハイネたん、あんがと。さーて、午後からはハイネたんも一緒に行くか?テンラたちも暇なら一緒にどうだ?」
「ええんか?直ぐに仕事の確認済ませてくるわ!待っとってな!」
「おいおい、午前中はしっかり仕事しろよー?」
「わぁっとるって!」
ぴゅーん、と効果音がしそうな速度でハイネは食堂を後にした。
「おにい、私と清柰も一緒に行く。けど五時までには帰らないと異能研の会議に間に合わない。」
異能研?異能力研究学会だったか。
そこにテンラは所属していてそれなりの成果を出してるんだっけ?
そして相変わらず俺への呼び方がおにいだったりお兄ちゃんだったり愚兄だったりとコロコロ変わるが…
まぁ今さらか。
猫みたいな性格してるからなー。
構うとどっか行くし、俺があれこれやってると構えだなんだと文句を言ってくる。
離れて暮らしてて寂しさの裏返しとかなんだろうな。
「分かった。んじゃ今日は軽めに回るとするか。姉さん達は…そろそろ出勤だよな。気を付けてな!」
「むぅ…私もミミランへ行きたいのだが…」
「はいはい、明日から三日間休みでしょ?その間に行きましょ。それにパーティーもあるじゃない。」
「むぅ…分かっている。では…不本意ではあるが行ってくる。」
「頑張れ、姉さん。麗愛さんも気を付けて!」
二人を送り出し、日課の運動へ向かう。
その間にテンラ達も準備してるだろう。




