5/5
流れ星
全てを見ていた天が祝福の涙をこぼすと、幾千もの流れ星がシュテルン王国に降り注ぎました。
ルララ。ルララ。
人々は流れ星にエトワール姫と英雄犬シリウスの幸せを願いました。
するとシリウスのもとに流れ星の光が一斉に集まりました。
シリウスはその光の中で人へと姿を変え、銀色の髪と青い瞳が輝く、凛々しい王子様になりました。
王子様になってからも、シリウスは右手に宿した青白い炎で人々を癒しました。
こうして、エトワール姫はシリウス王子と結婚し、ふたりでともに国を守りながら、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。
めでたし、めでたし。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました!
もしよろしければ短編『エトワール姫と流れ星の聖剣』も読んでいただけたら嬉しいです。
これからもあなた様の心があたたかく輝きますように。
どうぞご自愛くださいませ。




