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エトワール姫
この小説は短編『エトワール姫と流れ星の聖剣』の【連載版】です。
むかしむかし、広い世界のどこかにシュテルン王国という星の形をした国がありました。
王様はいつも人の話をよく聞いて、北極星のように人々の道を照らし、王妃様は春を告げるスピカのように、いつも穏やかな微笑みで人々の心をほぐしました。
「姫はどこかな?」
「きっと庭にいますわ」
「大事な話があるんだ、呼びに行こう」
王様と王妃様が庭へ向かうと、そこには猫やうさぎ、鳩や犬といった動物に囲まれ楽しそうに庭を駆けまわるエトワール姫がいました。
6才のエトワール姫は、夜空にきらめく満天の星のように天真爛漫な笑顔で動物たちと遊んでいました。
お読みいただきありがとうございます。
短編『エトワール姫と流れ星の聖剣』はよみきかせに【連載版】は読み物として楽しんでいただけたら嬉しいなと思い書きました。
これからもあなた様に楽しい時間がたくさん訪れますように。




