第三話「To know me」
う、うそでしょ...
同じ名前ってどういうことー!?
「待ってくださ〜い」
そう言って私は「私」を追い走り出した。
はぁはぁ、速すぎ...
どうやら、あの「私」は私より足が速いみたいで...
「どこ行っちゃったの...」
私はコンビニの前で「私」を見失ってしまった。
「私」がどこに行ったか分からないし、走って疲れたから私は水でも買おうとコンビニに入った。
ウィーンと自動ドアが開くと中からコンビニの冷気が出てきた、涼しい〜。
そんな感じで少し涼んでいると「双子ですか?よく似てますね」と言う声が聞こえた。
双子?似てる?ドユコト?と思いながら声のした方をよ〜く見てみると「私」がレジで会計をしているではありませんか。
こんなところにいたの...
「私」について色々と聞きたいことあるけど...
まあ店員さんびっくりしちゃうだろうし、会計終わるまで外で待っとこ。
そうして私はコンビニから出た。
コンビニの外に出たのはいいんだけど、のど乾いたー
「うーん...あっ、自動販売機はっけーん!」
そんな感じですぐそこにあった自動販売機で水を買っていると「私」が会計を終わらせてコンビニから出てきた。
「ちょっ、登藤三乃さん!」
私は急いで水をとって「私」を呼び止めた。
「私」は振り返って
「どうしたの?」と聞いてきた。
「聞きたいことがあって...」
そう「私」に伝えると、答えられることならなんでも聞いていいと言ってくれた。
「それでは、えっと...あなたは本当に登藤三乃さんなんですか。もしそうだったらあなたはどこからやって来たんですか」
そう聞くと「私」は全てに丁寧に教えてくれた。
△△△△△△
私は彼女にさよならを言ってコンビニへと急いだ。
走り始めてすぐ、コンビニが見えてきた。
「この世界のコンビニ、私の世界より近いんだ〜」そんなことを思いながら私はコンビニの中に入った。
そういえば走ってる間、後ろからなんか聞こえた気がしたけど...
とか思っていたら「ぐ〜」っとお腹が鳴った。とりあえず何か買ってからにしようとメロンパン、サンドイッチ、緑茶、カロリンメイト、と私はいろんな商品を手に取った。
買いすぎかな?とは思いつつもお金には余裕があったので
「まぁ、いいか」と私はレジに向かった。
会計をしていると、コンビニに学生が入ってきたみたいで、店員さんが「いらっしゃいませ〜」と言った
今もう9時なのに...
その後、店員さんは私に少し驚いた様子で「双子ですか?よく似てますね」と言ってきた。
まさか、そんなわけないよね...と思い入り口の方を見てみるとウィーンとドアが閉まってそこには誰もいなかった。
外に出たのかな?
とか思ってたら、またお腹が「ぐ〜」って鳴った。
早くしないと
とレジに振り返った時、美味しそうな肉まんが視界に入ってきて...
「ぐ〜〜〜」とさっきとよりも大きい音でお腹が鳴った。店員さんに聞こえていないわけがなく...
私の耳が赤くなった。
私は「肉まんも追加で」と言って会計を済ませ、コンビニの外に出た。
ウィーンとドアが閉まる。誰かに呼ばれた気がして振り返ると、そこには彼女がいた。
なぜ私を呼び止めたか「どうしたの?」と彼女に訪ねてみた。
彼女はどうやら私に聞きたいことがあるみたいで、「私に答えられることなら何でも聞いてい」と言ったら、ものすごい質問攻めにあった。
まあ何でも聞いていいって言っちゃったし、別に急いでるわけでもないしね...
そして私は、その"ものすごい質問攻め"に答えた。
第三話「To know me」を読んでいただきありがとうございました。11月に入ってからはかなり忙しくなってしまい、投稿に時間がかかってしまいました。
第三話もこれまでのように、コメントなどがあれば気軽に書いていってください。
そんなこんなで第三話「To know me」はいかかだったでしょうか。
これからも超スローペース不定期更新で書いていきますので小豆乃こまめ作品をよろしくお願いします。
*よければ、別連載の「〇〇ちゅーばーの〇〇日記」も読んでみてください。