表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

漫才・コントシリーズ

漫才「サイコパス診断」

ボケ「サイコパス診断って知ってます?」


ツッコミ「おお、聞いたことあるよ。状況推理とか心理テストとかの質問にサイコパス的な正解の答え方が用意されてて、それを答えたり察しがついちゃう人はサイコパスかもってやつやろ?」


ボケ「そうそうそれよ。人をどついて笑いを取る君みたいな奴は絶対サイコパスに違いないと思って、色々調べてきたのね」


ツッコミ「ツッコミというお仕事やそれは! 相方の事そんな風に見てたんかお前の方が怖いわ」


ボケ「でも自分で面白い事言えない癖に芸人になって、面白い事言った人にケチつけて悪者にして笑いを掠め取ってるわけじゃない?」


ツッコミ「口悪っ! 漫才文化に謝って? なんて事言うねん。俺はまだまだかもしれんけどなあ、ツッコミも言い回しとかタイミングとか奥が深いのよ? ボケの印象をコントロールして引き立ててんのや」


ボケ「つまり平然と嘘をついて、他人をコントロールしようとすると……やはりサイコパスでは?」


ツッコミ「そういうお約束で笑かす形式やろがい。そこまで言うなら診断してみぃ。ツッコミは共感性が高くないと出来んのや、俺だってサイコパスちゃうで」


ボケ「では質問です。あなたは千葉にある某有名テーマパークで人気のアトラクションを行列に並ぶことなく乗ることが出来ました。それは何故でしょう?」


ツッコミ「はあ? 先頭の人を脅して割り込んだとか……? いやでもそれファストパス買えばええがな」


ボケ「せ、正解! やはりファストパス……!(※サイコパスのイントネーション)」


ツッコミ「サイコパスみたいな言い方しただけやろがい! どこがサイコパスやねん真面目にやれや」


ボケ「では次の質問です。あなたは海で泳いでいます。すると目の前にサメが! しかしあなたは口から墨を吐いて逃げ出しました」


ツッコミ「はあ? なんやそれタコやあるまいし」


ボケ「せ、正解! やはりオクトパス……!」


ツッコミ「またそれかい! ただの駄洒落やんけ何やその驚愕の表情」


ボケ「元々はトヨタの商品名が一般化した、小型バスの呼び方は?」


ツッコミ「そりゃマイクロバスやろがい! 最早単なるクイズやんけ!」


ボケ「こ、これも正解!? やはりマイコォバス……!(※英語っぽい発音)」


ツッコミ「しつこいねんその驚愕みたいな表情! 白々しい、普通に診断せえや」


ボケ「これがボケの仕事じゃ! あえてふざけてんのじゃ!」


ツッコミ「……いやわかっとるけど!?」


ボケ「ええっ、心まで読んでる!?」


ツッコミ「だからその驚愕の表情やめーや! 俺もボケにあえてつっこむもんやとさっき言うたやろがい」


ボケ「じゃあ、君にとって最高のボケをする相方と言えば?」


ツッコミ「そりゃあ……もちろんお前や(照)。急にそんなん聞くなや(照)」


ボケ「じゃあ、僕にとって最高のツッコミをしてくれる相方と言えば?」


ツッコミ「そりゃあ、俺でありたいがな。誰にも譲らんわ(照)」


ボケ「そして、いずれ天下を取る漫才コンビと言えば?」


ツッコミ「そりゃあ……もちろん俺らやろがいっ(照)」


ボケ「そう、やはり"サイキョタッグ"ってね」


ツッコミ「やかましいわ(照)、いい加減にしろ」


二人「ありがとうございましたー」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 面白かったです! サイコパス診断、ピンと来ない人も多いかなぁと思うけれど、ネタ自体は駄洒落で進むので、読んだ人が誰でも楽しめる作品だなぁと思いました♪ 会話のテンポも良く、音で耳に入ってく…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ