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ジェリーフィッシュ実験記  作者: 八雲雷造
第1章 誰が為にキマイラは生まれる
12/18

10.まずは現金を手にいれよう

【前回までのあらすじ】

 渋谷駅のホームで発生した謎の閃光。これを浴びた人々は、翌日、異常な力を手に入れたことに気づく。さらにその翌日の朝、日本中の人々が全く同じ「オレンジ色の部屋の夢」を見るという不思議な出来事が起こる。“閃光”を浴びた若者リンダは、その夢から目覚めると、不可解な夢についていぶかしみながらも、会社に行く支度を始めた。



 リンダは、髪を染め、ゆっくりと朝食をとり、午後になってから出社した。この日、会社は休みだったが、翌日に備えた重要な会議の準備をするつもりだった。

 彼は都内の大手電機メーカーで、オーディオ機器の商品企画をしている。今は入社4年目になり、それなりの給料をもらいながら、それなりのやりがいをもって仕事をしていた。リンダは、今の生活にそれなりに満足をしていた。


 彼は会社への道すがら、閃光のことや夢のこと、今後の生活や自分の人生について考えを巡らせた。そして、すぐに一つの結論に達した。


 近いうちにこれまでのような日常生活は必ず終わりを告げる。


 彼は、この先に何が起こるかについての具体的なイメージは持っていなかったが、巨大な暗雲がすぐ背後にあるような、何か不吉で危険な出来事に巻き込まれそうだという確かな予感があった。

 リンダは今のうちに備えをしておこうと決心した。そして彼の相棒、イヌイにも電話でそれを伝えた。


「朝からどうした? オレンジ色の夢のことか?」

「いや、ちがう。LINEで履歴残るとまずいかなと思って。時間がないから手短に言うよ。我々はおそらく、この先しばらくはまともな生活を送ることができないと思う」

「なんで? どこかに連れて行かれるのか?」

「その可能性もあるし、誰かに追われる可能性もある。何らかの理不尽な理由でね」

「ふーん、とにかくお前には何かが見えたんだな?」

「いや、可能性の話だよ。超常現象を起こすような人間が200人も現れたんだ。何かが起こるに決まっているさ。それに我々はもうすでに人間ではないのかもしれないし」

「それで、どうしろって言うんだ?」

「とりあえず、できるだけ現金を引き落として持っておいたほうがいい。そうだな、1年くらいは生活できるだけの額があるといいかな。そして最低限の荷物は常にまとめて部屋に置いておくように。あとは、これは辛いと思うけど、家族とか大切な人への書き置きも用意した方がいいと思う。行き先を知らせず、心配させないような内容のね」

「なるほど、わかった。ちなみにリンダ。お前はそんな額の金あるのか?」

「麻雀で稼いでくるよ。それと株やFXである程度は稼げると思う」

「そうか、今のお前なら無敵だな。怪しまれるなよ」

「うん。ほどほどにするよ。あ、それと白髪染めは今のうちにamazonとかで大量に買っておきな」

「おおせのままに」


  *


 リンダという「アンサラー」がこのような対処をとったのは、「ドリーマー」によって放映された「オレンジ色の部屋の夢」を見たことに加え、直近に起こったいくつかの事件が頭に残っていたからである。

 リンダは、これらの事件がきっかけとなって、閃光を浴びた人間たちに何か理不尽な出来事が起こるのではないかと予期していた。


 一つは、この日の朝に以下のような見出しでニュースになった事件である。


 新宿御苑で20代女性の遺体発見、渋谷ホームレス不審死と酷似


 9月24日月曜日未明、新宿御苑近くの歩道で女性が倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認された。警察は、23日日曜日に渋谷駅付近で見つかったホームレスの不審死と合わせ殺人事件と断定、捜査本部を設置した。

 渋谷のホームレスと同様、体内に星型の金属塊が見つかったが、遺体には腕部の切り傷の他に目立った外傷はなく、また、金属が心臓付近に見つかったため、それがどのようにして体内に入ったのかは不明だという。

 警察は情報提供を募るフリーダイヤル(0120−0000—0000)を設置し、24時間態勢で対応する。


 この翌日にも、巣鴨駅付近の駐車場で、体内に金属が埋め込まれ死亡している60代の男性が発見された。原因不明の手段で無作為に人を殺すサイコキラーが現れたとして、世間は震撼した。


 もう一つの事件は、インターネット上に書き込まれた以下の爆破予告である。


 「9月26日に山手線の駅にあるトイレを3箇所、同時爆破します。死にたくなければこの日はおトイレを我慢してください。ちなみにどこの駅にするかはその時の気分」

 実際に26日の午後2時頃、恵比寿駅、五反田駅、浜松町駅の男子トイレにて小規模な爆発が起こった。それぞれの駅の男性用個室トイレが爆発し、水道管が破裂。浜松町駅では男性が顔に軽傷を負った。爆発物の欠片などは見つからなかった。


 また、銀座の通りに泊まる高級車2台が左右に激しく揺れるという現象が、24日の夜に起こった。

 エンジンはかかっておらず、人も乗っていない黒いベンツと白いレクサスが、まるで車中で激しいエクササイズが行われているかのように、ぐらぐらと揺れていたのである。これは映像とともにインターネット上に拡散され大きな話題を呼んだ。


 リンダは、これらの事件はすべて、閃光によって力を手に入れた人物が行ったものだと考えた。そして、そのことが明らかになるのは時間の問題であろうとも。そうなった時、警察は間違いなく、あの閃光に居合わせた人物を特定しようとするだろう。

 閃光を浴びた人々が現代科学では考えられないような力を持つことが知られてしまえば、いよいよ大変なことになる。我々は人間としては扱ってもらえなくなるのではないか? リンダはこのような危機感を抱いていた。


 そして実際に、一部の人々は、このような不可解な事件が起こるたびに、渋谷駅の閃光事件と結びつけた。

 

 リンダはこの日から注意深く情報を収集するようになり、どう動くべきか考え続けたが、結論は変わらなかった。


「9日の白川教授の集まりで何かが動く。それまでは、とりあえず現金を手にいれよう。そしていつでも田舎や国外に逃げられるよう準備をしておこう」


 リンダはそれを実行した。

 彼はイヌイと手分けをして、24日から26日の3日間のあいだに、株取引、為替取引、仮想通貨、麻雀、パチンコ・スロットなどを駆使し、現金約140万円を稼いだのである。「アンサラー」にとっては、それ以上の稼ぎも容易く得ることはできたが、何よりも目立たないことを優先した。


  *


 リンダとイヌイは、27日の夜にささやかな祝勝会を上げることにした。

 場所は例によって渋谷の飲み屋である。彼らはお互いの家の中間地点である渋谷近辺で飲むことが多かった。


 話は尽きなかった。恐れや不安の中に混じって、冒険が始まったという感覚が、彼らの中には生まれていた。考えてみれば、彼らの日常はもうすでに消え去っていたのだ。ここ3日間に彼らがしてきたことは日常生活からはかけ離れたものであった。

 強烈な閃光を経験したあの時から、彼らの日常はもうそこにはなかったのである。


 人が多く酒の安い居酒屋に2人は座った。2人の行きつけの場所である。

 イヌイは瓶ビールをリンダのグラスに注ぎ、自分のグラスにも注いだ。そして言った。


「僕らの仕事ぶりに、そしてくそったれエイリアンに」

「乾杯」


 2人はごくごくと一度にビールを飲み干した。久々の感覚だった。これまでと同じようにビールが美味しく感じられる。若きモルモットたちにとってこの事実は、世界がまた生きるに値するものだ、ということを意味していた。


「それにしても、もっと稼いでよかったんじゃないかい?」

「いや、また週末だね。もう100万くらいは稼ごう。麻雀かパチンコが足がつかなくていいかもしれないね。競馬もありだな」

 

 イヌイは笑った。

 

「あれだけパチンコを毛嫌いしていたのにね」

「しょうがないよ。生きるためだもの」

「まあね。そんなに状況はひどいの?」

「来週あたりにはいろいろなことが起こると思うよ」

「ふーん、彼女はどうするんだい? 何も伝えてないの?」

「うん、それはあまりにもリスキーだよ。苦しいけど仕方ないさ」


 2人は無言でビールを飲んだ。リンダが言った。


「まあ、暗い話はやめようぜ。僕らはこんなにも簡単にお金を稼いでしまったんだ。それにこの体、すごいじゃないか。これまでとは運動性能が比べ物にならないほど高い。イヌイ君、君に至っては人間離れの怪力と反射神経を手に入れた。僕らは進化したんだ。生物学的に考えれば、これは進化だよ」

「そうだな。この体、ほんと色々な面で進化しているみたいだ。おれはまだまだ把握しきれていないよ」

「うん、この体になじむにはもう少し時間と訓練が必要だろうね」

「訓練?」

「そう。リハビリのようなものだよ。この身体を100%活かしきるには何をすれば良いか想像しながら色々と試してみる。今の自分は体の動かし方を忘れた怪我人みたいなものだと思いながらね」

「なるほど。おれにはもっとその訓練の場が必要だな。この前みたいな戦いごっこでもしないと思う存分に動かせない」

「訓練の場ねえ」


 リンダは煙草に火をつけた。彼は閃光のあったあの日以来、煙草を吸うようになっていた。


「おれももらっていい?」

「いいよ」


 2人はぷかぷかと煙草をふかした。


「それで、これは本当にワトソンとかいうエイリアンの仕業なの?」

「本当にワトソンという名前なのかはわからないけど間違えなくそうだろうね。あの夢を見てから、頭に生まれるイメージの幅が一段と広がったんだ」

「それはどういうこと?」

「あのワトソンとかいう存在にまつわる映像とか思考の断片が思い浮かぶようになったんだと思う」

「それはどういうものなの?」

「人間の思考力では到底処理できないような情報の嵐だよ。彼が何を考えているか想像すると、頭の中に映像や言葉などの雑多な情報が嵐のように吹き荒れるんだ。でもそこからは何も得ることはできない。今はね」

「彼らの目的が何なのかわかればいいのに」

「そうだね、それは知りたいよ。彼らが何者なのか、そしてなぜ我々をこのような身体に変えてしまったのか」

「仮説はないのか?」

「彼らがどのような志向性を持っているのかが不明だし、何とも言えないけど、実験だとか娯楽みたいなものかもしれない。人間がモルモットに対してするみたいにさ」

「勘弁してくれよ」


 念のため補足しておくが、私、ワトソンがモルモットたちに対して抱く情念は人間がモルモットに対して抱くそれよりも親密で愛情のこもったものである。もちろん、お分りいただけていると思うが。


 リンダはジムビームのハイボールを注文し、イヌイも同じものを頼んだ。


「それでリンダ、おれたちはこの先どうすればいい? 先が見えないのは嫌だよ」

「マストなのは、土曜日の白川教授の集まりに行くこと。他の人たちがどういう状況か、我々の身体が一体どうなってしまったのか、そのへんを把握した方が良い。それから、たぶん誰かが何かしらのアクションを取るだろうと思う。それを見てからどう動くか決めよう」

「アクションというのは?」

「社会に対しての働きかけを行おうとする人が出る。人を助けようだとか、警察に相談しようだとか、例えばそういう」

「なるほど」

「周りがどう動くか見届けてから僕らは行動を決める。オーケー?」

「オーケー」

「それとは別に、最近起きたいくつかの事件はウォッチしなければならない。猟奇殺人とか、爆破事件とか」


 ハイボールが届いた。リンダは冷奴を注文した。店員は一度に注文しろよというような顔をして無言で立ち去った。


 リンダは言った。「相変わらずのサービスだよ、ここは」


「どうしてその事件をウォッチするの?」とイヌイ。

「前にも言った通り、あれは閃光を浴びた人間たちの仕業だ。奴らは引き続き何かの悪事をやらかしていくと思う。いわゆるサイコパスみたいな奴らなんだ。厄介なのは、奴らが変な事をすればするほど我々の立場が危なくなっていくことなんだよ。奴らを何とかしないといけないんだ」

「おれらで?」

「いや、閃光を浴びた人たちの力で」

「なぜ? 警察に任せればいいじゃないか」

「いやそれがまずいんだよ。彼らの力がいま警察にばれるとまずいんだ。閃光を浴びた人間がすべて危険な存在だと思われるかもしれないだろう」

「うーん」

「我々が得体の知れない力を持っているという事実が世間に知れわたる時、それは我々にとって有利なかたちでなされなければならない。世論を味方につけるんだよ。これが大切なんだ。わかる?

 だから、どう世間に知れわたるべきかが定まるまでは、我々の正体は誰にもばれないほうがいい。したがって、あのサイコパスはまだ警察に捕まってはならないんだ。僕らが何かしらの手を打つまでは」

「でも彼らが警察に捕まらない限り、犠牲者は生まれ続けるよ」

「もちろん心は痛むよ。でももし仮に僕らが人間ではないと定義されたらどうなる? 白川教授は言っていただろう? 僕らの細胞は人間のそれとは全くの別物になってしまったんだって。

 サイコパスたちが警察に捕まって、奴らが閃光を浴びていたことを知る。世論は憎悪の目で僕ら閃光を浴びた人間たちを見るかもしれない。そして頭のいかれたエイリアンだとラベリングされるかもしれない」

「そんなことになるかな」

「わからないよ、もちろん。でも人間の定義なんて曖昧なものさ。75年前のドイツではユダヤ人は人間じゃなかったんだ。現に僕らの細胞は人のものとはまるで違うだろう。人間の言葉をしゃべる宇宙ゴミだと言われても、何も言えないんだ。科学の進歩だとか、疫病リスクの回避だとか、そういった理由でいつ僕らの身体がメスで切り刻まれてもおかしくないんだよ」

「なら、どうやってそれを回避する? 警察の捜査を妨害するというかい?」


 冷奴が届いた。リンダはそれをきれいに切って口に運んだ。醤油はかけなかった。

 

「もちろん、今言ったのは最悪のシナリオだよ。本当にそうなるかはわからない。

 ただ何がベストなのかは検討が必要だと思う。白川教授とか百瀬さんとかに相談してみてもいいかもしれない。彼らなら状況をわかってくれるだろう」

「でもいずれにせよ早く動かなきゃ。またオースティン中田みたいなバカな野郎が動画を上げるかもしれない。殺人鬼たちもいつ捕まるや知れない。死人も増えていく」

「うん、でも急がば回れだよ。世論にこの事実を明かす方法はやはり慎重に検討する必要がある。

 まあ、ネットに流れる情報だけならまだ何とか持ちこたえられるよ。私の夫が超能力者なんですとかいう書き込みだとか、身体が光ったり車が揺れたりする映像とかならね。

 それになんだかんだ、警察も当分のあいだはあの殺人鬼と爆弾魔を捕まえることはできないと思う。奴らはかなり慎重に事を行っている。土曜日に策を練って日曜日中に実行に移せば間に合うと思う。我々なら力を合わせれば警察よりも素早く彼らを見つけられる。それまでは、これ以上犠牲者が出ないことを祈るしかない」

「そうか」

「とにかく、明後日だ。そこで様子を見つつ対応を決める。それよりも、いま一番の問題は今朝ニュースに上がった昏睡レイプ事件の奴だよ」

「昏睡レイプ?」

「知らない? 六本木の。これを見てごらん」


 リンダはスマホの画面をイヌイに見せた。イヌイは冷奴を口に運んでから、スマホを受け取り、そこに映るニュースの記事を読み始めた。

 リンダはその間に店員を呼び、梅水晶とハイボールを注文した。イヌイは読み終わると、スマホをリンダに返した。


「なぜこいつが一番の問題なんだい? サイコキラーや爆弾男よりも?」

「このレイプ魔は、奴らよりも慎重じゃないからだよ。放っておくとすぐに捕まるだろう。

 で、彼の手口は、おそらく体内から分泌される何らかの成分で女性を昏睡状態にさせるというものなんだ。彼が警察に捕まると、この成分はなんだという話になるだろう。それで色々と調べられる。彼が異様な能力を持っていることがすぐにばれる。これが問題なんだよ」

「最悪なシナリオを招く可能性が最も高い存在というわけか」

「いまのところはね」

「で、どうする」

「我々でなんとかしよう」

「どうやって?」

「今日、これから捕まえに行く」

「捕まえてどうする?」

「しばらくの間、警察にばれないように対処する」

「どうやって捕まえる?」

「奴がどこにいるかはもう掴んでいる。タクシーで六本木に行こう」


 イヌイは顔をしかめた。

「何でわかったんだ?」

「彼はデイヴィスの開いた説明会に来ていたんだ。そこで彼の会話を聞いていたのさ。偶然にも彼はちょうど僕らの後ろに座っていた」

「本当にそんなんでわかるのか」

「まあ99%合っていると思うよ、僕もそれを確かめてみたいんだ。僕の憶測どおりに彼がそこにいるのかをね。それにイヌイ君、いい訓練の場になるかもしれないよ」

「まあ、確かに今のリンダならそれくらいわかっても不思議じゃないな。行ってみるか」


  *


 私は人間の他にも、実に多種多様な生命体の「アンサラー」を見てきたが、このリンダという人間は、これまで見てきた「アンサラー」の中で、最もその力を恐れている培養体であると言えよう。

 本来「アンサラー」であれば、彼らが捕まえようとしているレイプ魔の正確な現在地を瞬時に把握することができるはずである。会話の内容から憶測する必要などないのだ。殺人鬼や爆弾魔の居場所もすぐにわかるだろう。「アンサラー」のアクセスできる情報集合体にはその程度の解を出すのに必要となる情報は十二分にあるし、またその演算も実に簡単なものであるはずだ。

 しかし、リンダの中ではなぜか時折、「アンサラー」の処理プロセスに対抗するような意識が働くようだ。


 私は思うに、リンダは「アンサラー」の力が自分の思考を凌駕しているという事実を素直に認めたくないのではないかと思う。彼は重要な局面であればあるほど「自分の頭」で物事を考えようとする傾向にあるようだ。

 これは非常に興味深いことである。リンダという人間の持つこの非合理的なエゴは、一体セルA−023とどのような因果作用を及ぼし合うのだろうか。


  *


 さて、リンダとイヌイの2人は、居酒屋の会計をすませると、タクシーで六本木にあるバー「シラクサ」へ向かった。非合理的でエゴイスティックな「アンサラー」であるリンダの憶測によると、例のレイプ魔はそこで働く舘淳二という男なのだそうだ。



毎週火曜日 朝7時に更新します。


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