第一話 転移
どうも皆様、こんにちは こんばんは おはようございます、初めての投稿です
……悲しい、これは事故だ、不運にもクラス1のイケメンと美少女2人がいる隣り……自分の席で絵を描いていたらこんな事になってしまった、あの時絵なんか描いていなければ魔法陣みたいなものに体が入っていなかったのに……と言うか何で僕の隣がレベル高い人で固まってるんだよ…
「ようこそ、三名の勇者達よ、諸君ら3人にこの世界を救っていただき……待て、何故4人も居るんだ?際議長!!ひとり多いです!」
え?なに、いきなり3人の勇者?ここに居るのは僕含めて4人、という事は少し離れたところにいた僕はイレギュラー的な存在という事か?
まぁいいや、そんな事よりここはどこだろうか、一見お城の様だけど窓ガラスが教会みたいな色付きガラスだし、かといって神父が立つようなとこもないし椅子も置いてない。
そんな事を一人考えていると前にいた3人がなにか話していた
「ねえ、東条君何ここ?意味が全く分からないんだけど」
「ああ、蒼井さん俺も何が何だかさっぱりだ、麻間さん大丈夫?」
「うん私はいいけど、藤村君がなんか遠い目してて心配なんだけど……」
え、なにそんなに変な顔してたの僕、でもどうしようか、目の前の3人は固まってるし、ここに連れてきた首謀者は際議長らしい人とヒソヒソなんか話してるし出てっていいかな?そうしていたら首謀者さんがこっを向いて真顔で話してきた。
「失礼、まず諸君たちを召喚したのはこの国を魔王から救って欲しいからだ」
目の前にいる3人はポカーンとしている、それはそうだいきなり国を救ってほしいと真顔で言われれば誰でもそうなるよな。
「ちょっと待ってください!いきなり召喚とか魔王とか言われても何が何だか分からないんですが」
「それに私たちただの子供ですよ?それなのに国を救ってほしいと言われましても私達貴方達のことは知らないし助ける理由もないんですが」
そうだよね蒼井さん麻間さん、いきなりそんなこと言われてもハイソウデスカとか言えないもんね、そして魔王から国を救ってほしいって言われたのに強制的に連れてこられたんだから、更に名前も聞いてないし、そこん所どうなんですか首謀者サン
「御二人の言うとうりですね、申し訳ありません私はヒーストン王国第三王子アルク・ヒーストン・ベルクと申します、どうぞアルクとお呼びください」
そう言うとアルクは手を胸に当ててお辞儀をした、というか君王族だったのね、結構失礼な事考えてたな僕。
王子の自己紹介が終わり僕らが自己紹介をすることになった。
「僕は東条宗輝です、モトキとお呼びください」
「私は蒼井美結よ、ミユって呼んで」
「麻間雪です」
「えっと、僕は藤村優です」
これで全員の自己紹介が終わったことになる、随分味気ない自己紹介だったが誰も気にしていないようだ、僕の紹介はそんなんでいいのかだって?いいんだよどうせロクなことないんだから。
そうしていると、王子の隣奥にいた際議長と呼ばれていた人物が前に出てきた。
「皆様失礼致します、私はこの国の際議長をしておる、トローニと申します、早速ですが皆様の能力値の可視化を始めたいと思います、弟子達準備をしなさい」
トローニ際議長がそう言うと、後ろの扉から白い修道服を着た男女達が入ってきて僕らの前に黒いプレートとナイフが置かれた。
準備が出来たのを確認してトローニ際議長が口を開いた。
「このプレートはあなた方の血を触媒として能力値が確認できます、やり方はナイフで指を少し切り血を一滴垂らすとプレートが反応します、それが出来れば後はプレートに魔力を流すだけで自分の能力が確認できます」
「あの質問なのですが」
「何ですかモトキ様?」
「指だったらどこでもいいんですか?」
「ええ、指でも構いませんしどこからでも宜しいですよ、必要なのは血液だけですのであ」
そう言って説明が終わり僕らは言われた通りに指を少し切り血を一滴垂らした。
能力値
東条宗輝
種族:人間
パッシブスキル:剣術A・詠唱B・対魔力B・対物理A・鑑定B
アクティブスキル:
魔術適性:光属性A・炎属性B
魔術:
蒼井美結
種族:人間
パッシブスキル:弓術A・詠唱B・鑑定B・対魔力B・対物理B
アクティブスキル:
魔術適性:風属性A・雷属性C
魔術:
麻間雪
種族:人間
パッシブスキル:杖術C・対魔力S・対物理C・詠唱S・鑑定B・
アクティブスキル:
魔術適性:光属性S・水属性A
魔術:
藤村優
種族:人間
パッシブスキル:鑑定-
アクティブスキル:
魔術適性:無属性・土属性D
魔術:
各個人の能力値はこのようになった、僕だけ無属性と土属性Dってのが悲しいけど、ほかの人のスキルがほとんどAってのがおかしいと思いたい、鑑定-って何?使えないのかな。
「これは驚きました、この世界の人々は最初DやEからの出発なのですがあなた方はいきなりAランクが多い……ですがユウ様のスキルは最低付近のDですね」
「ええ、私も驚きです際議長、ですがいくらランクが高くとも基礎がなければ意味がありません、それでもこれは少し修練すれば直ぐにでも戦えるようになりますね……ユウ様のは土属性がある分はマシかと」
なんだか凄い言われようだな僕は、そんなに弱いのか僕のスキル、いやまだ無属性については能力を知らない、きっと強いに決まってるさ!
「あの、無属性ってなんですか?」
そう聞くと二人の顔は物凄く暗くなった。
二人とも黙ったままだったが際議長が意を決したように話し出した
「ユウ様、無属性と言うのはただの生活魔術強化の属性です、その属性がなくとも生活魔術は使えますが、あった場合は少しだけ性能が良くなる程度です」
そんだけ?それだけでございます……えっという事は僕は土属性持ってるだけのただの人という事になる、それはやばいこれだけ弱いということは後ろから刺されるか捨てられるかということになる。
「ユウ様のランクは低いですが他の方々と同じ様に訓練をすれば直ぐにでも強くなることでしょう、そう気を落とさないで下さい」
こうして僕の異世界生活が幕を開けた……
ここまで見ていただきありがとうございました! 文の間違いやもう少し変えた方がいいと感じたら感想をください、どんな小さなことでも構いません
(なんか違うからこれで終了もう少し話考えて違うやつ書いてみる