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リアル王子  作者: 国見あや
6/8

実はプラチナ!

今、東京駅から新幹線に乗っている。目指すはリアル王子の実家のある仙台です。

2人掛けの自由席に座り、窓側で容赦ない強い陽射しを浴びながら、リアル王子は眠っています。

「まあ、カーテン下ろさなくていいよね?外見れるから気分変えられるでしょ?」

とリアル王子は言って寝ました。


リアル王子はとても静かに寝ています。ちらっと見たフェイスブックでバイト時代の友人が彼女とあるお寺に行く、と張り切っていました。第1話に書いたのですがそのお寺は日本でとても有名で、私の元お付き合いした方が住職をしています。


そのお寺は世襲制のお寺なので祖先は百済の出身の王子とか、なんとかっていうことを知ったことがありました。


私はその百済王子に振られてからも想いがあったときもあり、なんと!リアル王子にそのお寺まで付き合ってもらったことがありました。でも、そのお寺の除夜の鐘を叩いたりリアル王子と二人で楽しんでいると、百済王子を頭の隅から払拭できなかった自分のアホさ加減に本当に呆れてしまいました。


百済王子にはお世話になりましたが今は未練はありません。結婚しているから当たり前だろ‼︎と突っ込みが入りそうですが、人生出会った中で恋愛関係にしても、友人関係にしても、また恩師たちなど印象深い方が何人かいるものですね。


そしてリアル王子はいぶし銀のような人かと思ったら、実はプラチナだった‼︎というような素晴らしい、たくさんの本人が持っている純粋な心と優しさと思慮深さと、謙虚さを兼ね備えた人なのでした。


リアル王子のお亡くなりになったお祖母様、ずいぶん素敵なお孫さんをお持ちでしたね。


すべては偶然ではない何か神のはからいがあると信じています。


安らかにお眠りください。


新幹線は福島を過ぎるところです。福島の駅の周辺は東日本大震災があったという痕跡は新幹線の中からは何も分かりません。でも、今なお突然亡くなられた方やその遺族の苦しみ、原発事故による恐怖にさらされている彼らを助け励まし、良い世の中に変わることができますように、と願います。


東北地方の人は根性あって偉いなぁ、と素朴に思う私でした。

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