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私は嘘つきになった

作者: 霜月希侑
掲載日:2026/05/29

私は病気ではない。

先日、受診したメンタルクリニックで適応障害と診断された。

でも、私は病気ではない。


涙が止まらないのは、メンタルが弱いうえに仕事が合っていないから。

朝、身体が重いのは夜に考え事をして何度も起きているから。

仕事中、気持ち悪くなるのは、面倒だからと朝食と昼食を抜いているから。


先生は

「酷い抑うつ状態だね。ミスが増えるのは、抑うつ状態で頭が働いていないからだよ。決して、甘えなんかじゃないよ」

と言った。


でも、本当は努力が足りないだけ。

それなのに、私は診断をつけてもらって、薬を処方してもらってしまった。


受診する前はこれで楽になると思っていた。だけど、現実は違った。


私は嘘つきになった。


本当は病気ではないのに現実から逃げるために内服している。薬を飲まなくても頑張れば出勤できるし、どうしようもない不安と焦りは性格の問題だから大丈夫なのに。


私は出勤すれば働ける。

先生が

「休職したいからすぐに診断書書くよ」

と言ったのは、私の嘘を見抜いてるからではないか、お金を稼ぐためだからではないか。

そんな考えが頭を巡って罪悪感でいっぱいになった。




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― 新着の感想 ―
私は今、あなたのような人が職場にいます。面談をして、状況を聞いて、業務内容を配慮すると身体をこわばらせ、支持的な言葉をかければ身体をこわばらせる。気を使うと体調を崩す。どう接してよいのかわからない。ど…
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