★マキちゃん視点
短めです。牧夫視点です
まずは、クリーン魔法が何なのか有希ちゃんに確認しないと。もし、みんなが期待するような泥まみれになった後に綺麗になる魔法だとすると、それだけで引っ張りだこになっちゃうわ。
ああ、もちろん私の有希ちゃんじゃないんだけれど、でも、嫌よ。有希ちゃんがろくでもない人間に利用されるなんて!使い捨てになんてされたら大変よ!
36階層まで連れて行って、クリーンをかけてもらったらあとは自分で帰ってね!なんてひどいことをするパーティーだっているかもしれないんだもの!
こうしちゃいられないわ。
有希ちゃんに連絡を……。
公式SNSでたぶん有希ちゃんであろうニクスにメッセージを……。
食事中にマナー違反かとも思ったけれど、スマホを取り出しニクスをチェック。
うん?鍵がかかっている。何があったんだろう?メッセージのやり取りもできないようになっている。
「詰んだ……」
「どうしたんだマッキー」
「いや、連絡を取りたい探索者がいたんだが、どう連絡を取ればいいのか分からなくて」
「マッキー先輩自らスカウト?どんなすごい冒険者……じゃない、探索者っすか?」
「誰です?あたしの知ってる人なら先輩が連絡とりたいと言っていたと伝えますけど?」
有希ちゃんのことを皆に教えたくない。
「あー、魔力切れを起こして倒れているのを助けたんだが……その後、大丈夫だったのか確認が、したくて」
と、適当にごまかす。
「うわー、優しい、さすが先輩」
「んー、それならダンジョン探索者協会に尋ねればいいんじゃないですか?」
「ああ、探索者カードで管理されてるから、どこのダンジョンに来ても協会なら分かるから、メッセージを預けるとか?」
「ばか、それはできなかっただろ」
「あ、そうか!上位冒険者とお近づきになりたいやつが、探索者協会にメッセージを預けたり、どこのダンジョンに行ってるか探ったりって事件があって」
「上位冒険者に近づきたいなんて甘いもんじゃないわよっ!かわいい探索者がダンジョンの中で狙われたりするの!ストーカーよ!まぁ、あの事件は幸いにして狙われたかわいい子が実は高レベルでダンジョンの中でゲス男がコテンパンにやられて大丈夫だったけど」
「ああ、あれ、雷電の話だろ?雷電、あれから見た目を派手にし始めたんだよな~」
「そうそう、ギャル風にしたら男に狙われなくなって快適って言ってた」
と、後輩たちが話を続けている。
なるほど、探索者協会に伝言を頼むか……。
……上位探索者から初心者にメッセージを託すだけならだめだろうか?
上位探索者……トップランカーの地位を利用するってよりは、トップランカーは協会側からそれなりの信用があるから。何か理由があるのだろうと察してくれるとは思うんだけれど……。
だけど、ストーカーだと思われてしまう?
うーん、どうしたものか。
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