表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アラフォーサレ女探索者~土魔法の第一人者になって大活躍するなんて想定外です~  作者: 富士とまと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/46

のんびり

 本日の成果。固い光る泥団子7個。固くないのはリュックの中で壊れると悲惨なので置いてきた。

 それから魔石が12個。

 ダンジョンを出て受付で買い取ってもらう。

 どつき兎の魔石は1個200円くらいだときいたけれど、蹴り兎はどれくらいなんだろう。

「1つ300円で、3600円になります。税金を差し引き3240円のお渡しになります。」

「ありがとうございます」

 そうか。1個300円なのか。

 角兎だともう少し高くなるのかな?私は穴の中にいて落ちてくるのを待つだけだから安全で楽ではある。角兎もそれでいけちゃえば楽なはず。

 帰りにコンビニに寄ったけれど、お弁当類はすっかりなくなっていた。

「パンにするか」

「ダンジョンの入場制限何とかならないんかな」

「北海道の網走あたりのダンジョンは空いてるってよ」

「はー、交通費だけで大赤字だろw」

「んー、レベル上げに短期で行くのはありかもしれねぇぞ?」

「それならありかもなぁ。ここって人が多すぎてレベル上げもろくにできねーもんなぁ」

 パンと飲み物を持った若者がレジに並んでいる。

 弁当一つ残ってないのは、ダンジョンに行く人が使ってるからなんだ……。

 コンビニを出て、アパートに帰る。

 鍵、大丈夫閉まっている。

 部屋に入ると何か変化はないかと玄関で立ち止まる癖がついてしまった。

 鍵は変えたから、もう勝手に玲亜や淳史が入ってくるようなことはないはずだけれど……。

 部屋の中に入り、テレビも冷蔵庫も洗濯機も炊飯ジャーも電子レンジも、何もかもなくなったすっきりした部屋。

 まだ何一つとして買いなおしてはいない。

 また引っ越すつもりなら、引っ越してから買った方がいいと思ったからだ。

 お湯を沸かして、カップラーメンを作る。

「さすがに、電子レンジは欲しいかなぁ……」

 コンビニでお弁当すらろくに変えないなら、パックのご飯とか買っておいてチンして食べたい。缶詰の焼き鳥とか置いておくのもいいかも。

 あとは鯖缶。いいねぇ。

 淳史と暮らしているときには「ちゃんと料理しなくちゃ」って缶詰で済ますことなんてなかったけれど。

 レタスを買ってきて、洗ってちぎる。その上に鯖缶ひっくり返してマヨネーズを少し。

 あとは冷ややっことパックご飯。はー、おいしそうだ。明日はそうしよう。

 ツナ缶とトマトにバジルソースで食べるのもおいしそうだよねぇ。

 惣菜の天ぷらでも買って、パックご飯に乗っけて天丼もよさそう。

 風呂に入る。

「あー、淳史と暮らしていた時のメリットって、風呂が広かったことだなぁ……。一人暮らし用の部屋の風呂は狭い……。

 しかもユニットバスだ。

「引っ越すなら、風呂とトイレは別で、ちょっと広めの風呂……築年数は経っていてもいいや……」

 会社に通いやすくて、近くにダンジョンがあるといい。今使っている日暮里西ダンジョンでなくてもいいんだよね。

 お世話になった山本さんに会えなくなるのは寂しいけれど、きっと山本さんももうすぐ産休だろうし。

 うん、勢いに任せて引っ越し先を決めなくてよかった。

 条件を冷静になって考えないと勿体ないよねぇ。

 ほかほかに温まった体。

 テーブルとイスは狭い部屋には邪魔になると淳史の部屋からは持ってこなかった。

 折り畳み足のローテーブルが一つ。上には7つの光る泥団子(強)が乗っている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ