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アラフォーサレ女探索者~土魔法の第一人者になって大活躍するなんて想定外です~  作者: 富士とまと


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光る泥団子(強)

「これで、吹き出しスライム対策にならないかな?何もしないよりはましだよね?」

 手で塗り付けるのも大変。この状態をイメージできたら最高。

 いや、もうちょっとこう、いいイメージないのかな?

 粘土を擦り付けんじゃなくて、こう……泥パック?石膏をしみこませたガーゼとかでギプス作るとかあるけど、泥を布にしみこませる?

 靴とズボンに泥パックするイメージで布に泥をしみこませてスライムの酸から守る……。

 守れるんだろうか?

 やれるだけやってみよう。少なくとも、靴やズボンに酸で穴があいても足まで達することはなければいいんだし。

「泥……クレイパック……えーっと、泥でズボンと靴をコーティング……【想像通りにクレイコーティング】」

 おお!できた。

 ズボンのひざ下と靴が泥でコーティングされた!

「うわー、自分で粘土を擦り付けたよりも、ずっとなめらかで均一……」

 重さは思ったほどではないかな。

 消費魔力は……、クリーンと一緒だ。1しか減ってない。

「【クリーン】」

 一瞬で泥パックが綺麗になった。

 うんうん。

「ひざ下ズボンと靴を【想像通りにクレイコーティング】」

 両足綺麗にクレイパックになった。

「なんか布地が水分吸うためか、ぼたぼたする感じもなく張り付いたというか、しみこんだ状態になるよね」

 泥パックって、毛穴に入り込んで汚れを取るとかいうし、それくらい細かい粒子ならしっかり布地の隙間に入り込むことができるよね。

「【クリーン】」

 泥パック用の原料として粘土売れないのかな?

 いやいや、さすがに泥パック用とか書いて肌に何かあったときには責任取れないから、やっぱり粘土は粘土としてダンカリに出品してみようか。

「使い方は自由ですが、自己責任でって、書いてダンカリに出品だよね」

 ……そういえば、想像通りにクレイコーティングができたわけだから、うーんと想像する。

 光る泥団子、光る泥団子になぁれ、光る泥団子になぁれ……。

「【光る泥団子】」

 目の前には両手で包み込めるサイズの、ピカピカ輝く丸いのが出来上がった。

「うわー、すごいピカピカ……っていうか、作るのが楽しいはずの泥団子が一瞬でできちゃった。これを、粘土ですって出品すればいいのかな?光る泥団子で出品すると、配送中に壊れちゃったら困るよね。うん、まぁ、粘土で出品してみようかな1こ500円……は、高いかな?売れなければ値下げすればいいか」

 よしよし。どんどん作っていこう。

「なるべく固く、壊れにくく、ピカピカの【光る泥団子】」

 できた!

「あ、あっちで光った!急がないと!」

 うわ、光る泥団子落としちゃった、って、そっちはいい、まずは魔石!

 慌てて魔石を探して拾う。

 3個目。

 魔石を拾ってから戻ると、落とした泥団子がそのまま残っていた。

「泥団子……壊れてない……」

 持ち上げる。

「なるべく固くってイメージしたから?」

 上に投げて落としてみる。3mくらいの高さから落ちたことになるのに、壊れてない。

「すごい!これなら光る泥団子として出品できるよね!」

 あ、そうだ。確認しておかなくちゃ。

 MP:386/1072

 うわー、もうかなり減ってる。

「えーっと、普通の【光る泥団子】」

 MP:385/1072

 10センチくらいの大きさだからそんなものだよね。

「次に、固くて壊れにくい【光る泥団子】」

 MP:375/1072

 え?大きさは同じなのに、10倍も魔力が消費されてる?

 なんでだろう?

 ……あれかな、壁を掘るときは魔力がたくさん必要だったし、固いから?

 じゃあ、もしかして壁の岩くらいの強度があったりする?もはや泥団子じゃなくて、石じゃん……。

 ……どちらにしても、魔力を残しておかないといけないからあと5個作って終わろう。

「固いほうの【光る泥団子】【光る泥団子】【光る……あ、また光った、魔石を拾わなくちゃ、あー、落ち着かないぞ、忙しい」

 魔石を拾った。4個目。


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