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第3話 便利なAIを使ってみた

 片方の鼻で匂いが分からない。僕は気になると、ずっと考えてしまう。

匂いが分かれば、もっとみんなみたいにコーヒーの開発も楽しいのだろうな。

だいたいコーヒーの苦味、甘味、酸味まではいい。【香り】っていうのが、苦手なんだ。

 商品開発で今まではうまく他の人にやってもらってたけど、もし正社員になったら自分で設定しなきゃ。

匂いがしないから、難しいよ。


 最近流行っているAIを使ってみるか。僕はAIBoostというAIアプリをダウンロードした。


どれどれ。【左側の鼻で匂いがしません。耳鼻科に診てもらったら、鼻の中が曲がっていると言われました】


打ち込んでみた。


すると、


 [それはおそらく「鼻中隔湾曲症びちゅうかくわんきょくしょう」という状態だと思われます]


 こんな書き出しで、AIはかなり丁寧に長く書いてくれた。


僕は手術が必要かもしれないことを知った。匂いももしかしたら、復活の可能性があるかもしれないと知った!

これはすごいアプリを手に入れた。こんな便利なのか!AIは。ネット検索ではうまく分からなかったが、専属のアドバイザーがいる気分。

よし。手術。やったるか。でも怖いな。そうだ。YouTubeで体験談なんかあるかも。

 僕はYouTubeで「鼻中隔湾曲症」と調べた。

あるある。たくさんある。

 僕は夢中になって夜遅くまでYouTubeを視聴した。

 動画を見ると、結構手術が辛いというのがある。手術したあと、入院中に鼻の中に綿を入れて、口呼吸が辛いとか。

 でも、手術したあとは天国というのも結構ある。匂いが分かるようになったというのは、残念ながら見つけられなかったが。

 もうこうなると、だめだ。「手術」これしか選択肢はない。やってやる。

 大きな病院に行くんだ!


 次の休みの日が平日だったので、都立病院に行った。

 大きな総合病院。電話で予約してきたが、予約時間から2時間も過ぎている。

やっと呼ばれた。若い先生が診てくれた。先生は特に感想を言わなかったが、細い先端カメラを鼻から挿入し、鼻の奥を診て、やはり曲がっていると言った。

 僕は手術希望と言った。

 先生は今度詳しく検査しましょうと言った。手術の前にいろいろな検査があるらしい。

 手術で入院なら、職場にも言わなきゃ。

無事手術できるといいな。僕は不思議と全然怖くなかった。YouTubeの中には地獄だという動画もあったが、やって良かった天国というのを信じたい。

 もっとコーヒーに詳しくなりたい。花や町の香りを感じたい。

僕は病院を後にして、自宅に帰った。

 

  

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