2128年時点の世界情勢
◆ 2128年の世界情勢
1. 国際秩序
• AI全面使用禁止条約採択
• 日本、米国、英国を中心に多国間で締結。
• 国際AI監査機関が設立され、軍事・行政用AIの監視・規制を開始。
• 違反国に対しては経済制裁・技術封鎖・国際軍事措置が可能。
• 連合国体制
• 旧日米英連合国がリーダーシップを保持。
• 核兵器は依然として日米英を中心に管理され、他国の核保有は国際監視下
に置かれる。
• 国際連合（または再編された国際組織）が事実上の世界秩序維持機関とな
る。
2. 中華（旧中華人民共和国）
• 国家崩壊
• 祖龍戦争での破壊とAI暴走により、中華は物理的・社会的に瓦解。
• 生身の人口は3割未満、都市インフラは壊滅。
• 都市国家化
• 元中華領内で独立都市国家が複数成立。
• 人口は散在し、AIやサイボーグ化は使用禁止のため再建に制約。
• 中華民国（沿岸部）は統一交渉により徐々に復興を進める。
3. 朝鮮
• 完全な焦土化
• 祖龍戦争と過去の連合軍戦争により朝鮮半島はほぼ無人。
• インフラ、人口ともに壊滅的で復興には長期を要する。
• 事実上、国家としての機能は消滅。
4. 日本
• 安定と繁栄
• 日韓戦争での勝利により、安全保障上の脅威は低下。
• 軍隊を保持しつつも、AI兵器は禁止されているため、戦争は人間主導。
• 産業・経済は回復し、核管理にも主導的立場。
5. 米国・英国
• 連合国の主導権維持
• 軍事力と核兵器で安全保障を維持。
• 世界のAI技術監視・規制に関与。
• 経済・技術面でも主導権を握り、国際秩序の安定に貢献。
6. ロシア
• 国内の混乱継続
• ソ連崩壊後、ロシア連邦として再編されるも、独立運動や内戦状態が残
存。
• 核施設管理は国際監視下で制御。
• 外交・経済的には世界の連合国に対し限定的な関与。
7. 中央アジア・ウクライナ・ベラルーシ
• 独立運動・自治状態
• ソ連崩壊の影響で、独立国家や自治地域が多数成立。
• 独立運動は続き、政治的安定には時間を要する。
8. インド・パキスタン・バングラデシュ
• 冷戦後の安定的共存
• インド分割戦争後、3国が独立。
• パキスタンは孤立、インド・バングラデシュは連合国寄り。
• 内部紛争は抑制され、国家体制は比較的安定。
9. 世界全体の特徴
• AI技術の制限
• 全面禁止のため、軍事・統治へのAI依存は皆無。
• 産業や研究は民生・非戦闘用途に限定。
• 核管理の国際化
• 核兵器は日米英を中心に監視される。
• 核テロ防止のため、多国間での派兵・施設監視が行われる。
• 文明の回復と制御
• 中華・朝鮮の復興は遅れる。
• 日本や欧米は経済的復興を進めつつ、世界秩序を安定化。
