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**「2065年体制」**

◆総論: 2065年体制とは何か

2065年体制(Post-Korean Nuclear War Order)とは、

「国家の核独占を終わらせ、国連主導で核を共同管理する」

という仕組みを柱とし、

日米英が主導する“核非使用絶対規範”が世界の安全保障の中心になった体

制。

この体制は1945年体制(第二次大戦後)とも、1991年体制(冷戦終結後)と

も異なる、

“世界初の反核テロ時代の国際秩序” と言える。

---

Ⅰ. 2065年の世界構造(大枠)

■1. 核は「国家のもの」ではなく「国連の預かり物」へ

• すべての核兵器は国連の監督下で“登録制”

• 保有はできても“勝手に動かせない”

• いつでも国連査察団が臨検可能

• 新しい核開発は全世界で禁止

※唯一の例外

日米英は「緊急抑止核」をごく少数保持するが、

これらも国連監査の対象。

---

■2. 核を勝手に使った国は「国際共同制裁」で国家消滅

韓国の完全壊滅が前例となり、

“核先制使用=国家の自殺行為” が常識化。

国際連合非拡散条約の新条文:

『核兵器を故意に使用した国家は、

全加盟国による義務的軍事制裁を受ける』

世界史上、初めて

“核使用を国際社会全体で物理的に処罰する体制”

が確立。

---

■3. ロシア連邦の消滅と「ロシア共和国群」

モスクワ核自爆テロ後、

ロシアは統治不能となり14の共和国に分裂。

• シベリア共和国

• ウラル共和国

• 新モスクワ共和国

• カフカス3国家

• タタール・バシコルト自治連邦 etc.

■多国籍軍の長期進駐(2030〜2050)により

ロシアの核施設は完全に破壊・封鎖・回収され、

2065年時点でロシア周辺に独自核は存在しない。

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■4. 日米英は“核規範の3本柱”

• 日本:核テロの最大被害国として道義的権威

• 米国:最強のグローバル投射能力

• 英国:歴史的な核管理ノウハウと外交的調整力

この3国が

「核管理トロイカ」 と呼ばれる。

ただし覇権ではなく“守護者”として振る舞うため、

反発はあるが大戦争にはつながらない。

---

■5. 中華連合(中華民国+中華人民共和国の統合国家)が台頭

中共戦争をくぐり抜けた中国は、

2050年代に**民主的な大国“中華連合”**として再編。

• 経済規模は世界1位

• ネットワーク技術と量子通信で強力な産業基盤

• 核管理では“中立的な第4の柱”として振る舞う

→ 日米英と対立しないが独自性を保つ。

---

■6. インドは唯一「独自核」を維持

国連に登録はするが、

• 国連司令権への移譲は拒否

• 国内政治的に核放棄が不可能

• 中国・パキスタンの不安定化を理由に安全保障独立を主張

→ 核管理体制内の“例外国家”として特別扱い。

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Ⅱ. 地域別の2065年体制

---

■A. 東アジア:韓国の消滅と半島非国家化

韓国は2060年代には

国家としての継続性を完全に失い、国連直轄地域(Korean Demilitarized

Territory: KDT)

として管理されている。

KDTの特徴

• 完全な非武装地帯

• 人口は大幅に減り、難民は半数が中国・日本へ流入

• 国連軍(日本・アメリカ・EU・中国)の駐留

• 工業施設は全て撤去

• 核テロ拠点の徹底廃棄

日本の立場

• 半島を“支配”せず

• 監督と治安維持のみ担当

• 再建しない方針(「日本はもう韓国を抱え込まない」)

→ 朝鮮半島は世界最大の非国家地域となる。

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■B. ロシアの後継地域

多国籍軍撤収後も統治は地域政府主体だが、

安全保障は完全に国連依存。

シベリアは資源特区として再開発され、

中華連合・日本・EUが共同投資。

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■C. 中東

• イランは核放棄後、国際社会に復帰

• サウジ・トルコは地域覇権争いを続けるが核は持てない

• イスラエルだけが“例外的核権益”を持つ

→ 核リスクは大幅に低下。

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■D. 欧州

EUは「軍事的弱体化 → 経済大国化」が進み、

核管理では“仲裁役”として穏健に機能。

ドイツとフランスは日米英への反発を続けるが、

2065年時点では核自主権を取り戻す体力はない。

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III. 2065年の技術・軍事バランス

■1. AI兵器は国連が全面管理

• 個別国家による自律型殺傷兵器は禁止

• 国連安全保障技術庁が唯一のAI武力を保有

• AI指揮統制は三重暗号化され、国家が勝手に使えない

■2. 宇宙軍は日米英と中華連合の“2軸競争”

• 月面基地は両陣営が保有

• ただし宇宙での核兵器は禁止

• 軍事衛星は国連監査

■3. 日本の軍事力は世界最強クラス

日韓戦争で実戦経験を積み、

その後ロシア介入で圧倒的な対テロ・対核特殊作戦能力を獲得。

海軍・航空戦力は

米国、中国と並ぶ三強。

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IV. 世界は安定か?不安定か?

■安定の要因

• 核がほぼ完全に封じられている

• 国連の権威が史上最大

• 日米英中の4極は大戦争の意思なし

■不安定の要因

• 中規模国家の不満(ドイツ、ブラジル、トルコ)

• ロシア共和国群の民族問題

• AI兵器と宇宙開発を巡る新たな冷戦構造

• 朝鮮半島という“巨大な空白地帯”

→ 安定8:不安定2程度。史上もっとも平和な時代だが、完全にリスクゼロで

はない。

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◆総まとめ:「 2065年体制」とは何か

●核は国連管理

●核使用は国家の死刑判決

●日米英が“核規範三本柱”

●中華連合が経済第一の大国として台頭

●インドが唯一の“例外的独立核国”

●ロシアと韓国は国家として実質消滅

●21世紀後半は“AI軍備管理”が最大テーマ

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