ロシア領内でのイスラム過激派による核入手 → 2045年モスクワ核自爆テロ
2045年:モスクワ核自爆テロに至るまで
■ 1. ソ連崩壊後の核管理の破綻(2041〜2045)
2041年のソ連崩壊は、史実1991年よりも遥かに混乱度が高い。
なぜなら、
• ソ連は中共戦争(2022〜)を継続中で疲弊しきっていた
• バルト〜中央アジア〜カフカスで同時多発的な独立闘争
• 治安維持部隊は分裂・逃亡・乗っ取りが横行
• 中央政府はモスクワ周辺しか掌握できない
という、ほぼ内戦崩壊型の解体だったからである。
そのため核管理も完全に崩壊し、
• 核弾頭保管庫の武装警備隊が給料未払いで逃亡
• 地方司令官が地域武装勢力と取引して「核を担保に自治」
• 軍内部の反乱部隊が核物質を盗取
• 忠誠が割れた将校が金銭目的で核物資を闇市場へ
などが現実化する。
特に、旧カザフ共和国・中央アジアの混乱地域に残された研究施設・実験炉
が、
イスラム過激派の核入手の主戦場となった。
---
■ 2. 核物質の流出経路(2042〜2044)
● 核物質は弾頭丸ごとではなく、主に「核爆薬の一部」から漏れた
現実的な流出としては以下が中心:
1. 兵器級高濃縮ウラン(HEU)の小規模転売
2. 原子炉からのプルトニウムの抽出残滓
3. ソ連軍の「簡易核地雷」「特殊核弾頭」からの核爆薬部品
4. 核起爆装置の設計資料・部品
過激派は弾頭を丸ごと扱えないため、
“低出力だが都市を壊滅させる”レベルの即席核装置(IND) を組む方向に向
かった。
---
■ 3. 核を手にする勢力:
「カフカス・イスラム解放旅団(CILF)」の台頭
史実チェチェン系勢力に、中央アジア過激派が合流し、
ソ連崩壊後に コーカサス一帯を支配する武装勢力が誕生した。
彼らはロシアを「新疆戦争・中共戦争での反イスラム弾圧を主導した国」と
認識しており、
「ロシア中枢に神罰を下す」ことを最終目標としていた。
2043年頃にはCILF傘下の専門班が、
• 旧ソ連核施設の技術者のスカウト
• 闇市場での核物質購入
• 小規模研究用の臨界装置の入手
に成功し、独自の核装置開発プログラムを開始する。
---
■ 4. 過激派が開発した「自作核装置」の実態
● 原理
核爆弾といっても、大国の弾頭のような複雑さは無い。
作られたのは、簡易型のインプロージョン式デバイス。
特徴:
• 出力:0.5〜2kt(低出力でもモスクワ中心部には十分な破壊力)
• 必要核物質:HEU約20kg
• 起爆:商用炸薬と入手容易な電子部品
• 搬送:小型トラックで可搬
● 制作可能になった背景
• ソ連崩壊での核技術者の流出
• 核施設の警備消滅
• 2041〜2044のロシア内戦で検問体制が破綻
• ロシア政府自体が“中共戦争の後始末”で統制機能を失っていた
ロシアの治安機関も、もはや「核の追跡」を行える状態ではなかった。
---
■ 5. 2045年 モスクワ核自爆テロ
—史実には存在しなかった“最悪シナリオ”が実現—
● 侵入
2045年5月。
CILFの自爆班は、内戦で崩壊した検問網の隙間を利用し、
市街地への食料配送トラックとして堂々とモスクワへ侵入。
装置は荷台の偽装倉庫に隠されていた。
● 対象
目的地は クレムリンと政府庁舎エリア。
(ロシアの象徴・指揮系統の象徴として最大の政治的効果が期待できるた
め)
● 爆発
2045年5月18日午前9時42分、
モスクワ中心部の政府庁舎付近で装置が起爆。
爆発規模は推定 1〜1.5kt。
● 被害
• 即死者:7万〜12万
• 都心の建築物の大半が倒壊
• 半径1kmは壊滅
• クレムリンは半壊
• 放射性降下物が都市東部を汚染
• ロシア政府は3日間機能停止
モスクワは史上初めて
テロ組織の核攻撃によって壊滅した世界都市となった。
---
■ 6. 世界への衝撃
● 日本
• ロシア崩壊が連鎖しないよう、極東地域の核管理支援を即時開始
• 北海道・樺太方面で難民・脱走兵問題に対処
• アメリカとともに「ロシア核管理国際枠組み」を主導
● アメリカ・連合国
• ロシアの核施設への多国籍軍派遣を決定
• 「核テロ時代の到来」として世界安全保障体制を再構築
• 中共戦争の停戦工作を本格化
● 中華民国(沿岸中国)
• 核テロの混乱に乗じて中共側支配地域の安全地帯化を図る
• 台湾(日本領)や日本との連携を強化
● 中華人民共和国(ソ連と戦争中)
• ソ連の混乱を利用し領土奪回を図るが、
国際監視が強まり思うように進まない
• 国内でも「ソ連の核流出を防げなかった」と批判が拡大
● 欧州
• EUはロシア西側国境の軍備を増強
• 核テロの再発防止のため、国際核管理体制の再構築を提唱
---
■ 7. 核テロが引き起こした地政学的帰結
1. ロシア連邦の完全な国家機能崩壊
• モスクワが壊滅したため、政府は事実上分裂
• 地域軍閥が実効支配しロシアは内戦国家へ
2. 国際社会による“ロシア核施設の共同管理”
• ほぼ史実の「イラク後の大量破壊兵器査察」のような体制
• 連合国・日本・欧州が主導
3. 中共戦争の完全膠着化 → 終戦交渉へ
• ソ連側の戦争継続が物理的に不可能に
• 中共側も疲弊しており停戦へ向かう
4. 中央アジアの完全再編
• 旧ソ連諸国はロシアへの依存を断ち切り
• トルコ・日本・アメリカ・中華民国が影響力を拡大




