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第一章 誘い

「遼也! 今度の休み、テーマパーク行かないかい?」

朝日の白い瞳が輝いていた。白髪をかき上げながら、いつものように天真爛漫な笑顔を浮かべている。屈強な体格に似合わず、まるで子供のようにはしゃいでいる姿が遼也には微笑ましく映った。

「テーマパーク?」

遼也は手を止めた。

「なんで急に?」

「なんでって、楽しそうじゃないか!ジェットコースターに乗って、ポップコーン食べて、パレード見て…」

朝日は両手をぐるぐると回しながら説明する。

「アンタ、行ったことあるだろ?」

遼也の胸に、懐かしい記憶がよみがえった。

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