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服部緑地公園の可哀想君

作者: GONJI

大阪府の北部豊中市に服部緑地公園(通称:服部緑地)と言う公園があります

また、豊中市と言えば大阪国際空港・・・つまり伊丹空港もあります

北摂の府民の憩いの場となっているこの服部緑地には、プールや、野外音楽堂や、BBQコーナーをはじめいろいろな施設があるのですが、乗馬センターまであるのです

うちのパートナーさんはこの乗馬クラブの会員で、先日車で迎えに行った時、車に乗るなり「たぬきがおった」と言うのです

なんでも、その乗馬センターの出入り口のすぐ近所にいて、ガリガリで毛が抜けて、モヒカンみたいになっていたので、最初は何か解らなかったとのことでした

何やら土を掘って食べ物を探しているらしかったのです

乗馬センターの送迎バスの運転手さんとも「あれはたぬきやんね?」と会話したそうです

ま、池とかもあり野鳥もたくさん集まってくる緑地なのですが、たぬきは初めてみたそうです


でもね、大きな面積ですがその一角だけが緑地であって、周りは市街地なんですけどね?

何故、たぬきがいるのだ?という話になりました

私が「どこかで飼われていたのと違うのかなぁ?」と言うと

「そう言えば、人間である私を見ても逃げずにそのまま土を掘っていた」らしいのです

あのガリガリのたぬきはこれからますます寒くなるけどどうするのだろうね?

と、心配になりましたが捕獲したり餌付けは駄目ですからね

可哀想やなぁ・・・


さて、豊中市にあるのに伊丹空港と名がついていますが、豊中市の隣は兵庫県伊丹市なのです

大阪国際空港は豊中市と伊丹市にまたがってあるのです

そしてその伊丹市に昆陽池こやいけ公園と言う公園があります

ここには公園名の通り大きな池があってその池には名物があるのです

通常は池の横から見るだけではそれは分かりにくいのですが、高い所へ上ると見えるのです


一番高いのは・・・

飛行機の中からなのです


実は伊丹空港を発着する時、この池の上がフライトコースになることが多いのです

そして明るい間に通過すると

なんと!

この池の中に!


日本列島が浮かび上がって見えるのです


池の中に盛り土やら葦などの植え込みで日本列島を形作っているのです

見た瞬間「あ!日本や!」って思いますよ


そういう私は、そのことを知ってから伊丹空港発着の飛行機に乗ったことがないので見られていないのですが・・・(笑)

昆陽池公園を訪れた時に、中にある昆虫博物館の2階から見てみましたがもう一つよく解らない・・・

周りの高層住宅には勝手に入ったら不審者扱いで怒られるやろうしなぁ・・・

状態です


ところがこの公園訪問時に生まれて初めて見たものがあるのです

この日本列島がある池と通路を挟んでもうひとつ池というか人工的な溜池が横にあるのです

この両方の池の間を歩いていた時に溜池の岸の上に何やら巨大な茶色い物体が箱座りして日向ぼっこをしていました

何じゃ?


ヌートリアでした


でかいネズミ!

カピパラほど大きくはありませんが、見た目はカピパラよりはるかにネズミに近い風貌の物体

私がすぐ横でじっと見ていても知らん顔していました


人慣れしているんやろうね・・・


このヌートリアは全然ガリガリでもなく、毛並みも奇麗でしたしね


服部緑地にいたたぬきとは大違いやなぁと思った次第です


どちらも手出しはできませんが、同じように自然界の動物達と人間とも何とか排除しあわずに上手い事共存出来たらええのにねと願うのです


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