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New order/第三世紀の新秩序  作者: 帝路乃志
スエズ前線に異常あり
12/17

大運河決壊Ⅰ

だいぶお時間が空きましたが投稿を再開させていただきます!

 

主人公ユリウスと親友レヴィンは異例とも言える抜擢で混迷極まる中東スエズ前線に派遣された。


『ナルイデルタ、アパル連合軍基地』


「熱っつ、、」


ジリジリと照りつける日差しから視線を下に落としレヴィンは額から流れる汗を拭きながら辺りを見回す


「空から見た時にも思ったが、ほんとに一面の砂漠だな…」


ユリウスも手で日差しを遮りながら辺りを見回す


「灼熱の大地、そう呼ばれるだけのことはあるな、、ここが数十年前には緑豊かな大地だとは信じがたいな」


「あぁ、まったくだ、ナイルはアパルの()()()()だな」


「これが奴ら(レジスタンス)の大義になってしまったんだろうな」


レヴィンが肩を落として呟いた。


(まぁ、、それだけではないのだろうな、、)


ユリウスは歩を遅めながら口走った


「そう気落ちするなレヴィン!せっかくの任地だ、ここから変えていけばいい」


ユリウスは言い終わると少し立ち止まりあたりを見渡す


(砂、砂、砂、一面の砂、アパルで最も豊かな平野が人類の入植からわずか数十年でこのありさまか、、このままならいずれ、、)


「いや、変えなければいけないな」


今度はレヴィンの目を見てしっかりと、確かににと


レヴィンも「あぁ、必ず」とあいずちを打った



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「これでお手続き全てになります!お荷物は宿営にお届けいたします!」


空港での全ての手続きを終えた2人はロビーで迎えを待っていた


「えっと、確か僕たちの下に付く人らが迎えに来てくれるんだけっけ?ユリウス」


「あぁ、そうらしいな。」


レヴィンはニコニコして「しかも相当な精鋭小隊らしいぞ!楽しみだなぁ〜」


(呑気だなこいつは、、まぁ、こいつは人当たりがいいから副官にはもってこいだが、、)


「しかし、精鋭の兵士が俺たちのような若い将校にすぐには従わないだろな、特に軍曹の・・・」


ユリウスが名前を言いかけた時、ロビーに野太い声が響いた


「エーリッヒ・ユリウス中尉殿はいらっしゃいますでしょうか!!!」


ロビーの入口で中年の威厳ある男は空港全部にひびきそうな程の大声でユリウス達を呼んだ


「でっけえ声だな、」


レヴィンは少し愚痴をこぼしながら「ユリウス、、迎えみたいだ、行くぞ」


ユリウスも片手に持っていたアイスコーヒーを飲み干すとコトっと音を立てて机に置くと年季の入ったソファから立ち上がった、、


2人の軍靴がコトコトと音を立てて中年男に近く、男も向かって来る2人の方を向いて俊敏な動きで敬礼をした


「連合南方軍第六特務中隊所属、アンドリュー・カーター軍曹であります!!」


なるほど、鬼軍曹というのがふさわしいだろうほどの筋骨隆々、虎のような鋭い目つきひと目で歴戦の戦士だとわかる


「本日より南方軍第六特務中隊長を拝命した、エーリッヒ・ユリウス中尉である」


「同じく南方軍所属、副官を務めることになったミハイル・レヴィン少尉だ!よろしく頼みますカーター軍曹」


2人も敬礼を返しながら答えた

カーターは表情を崩さずに一礼をすると、2人をエントランスまで案内した「こちらで迎えを手配しております、お二人にはこのまま南方軍司令部まで行き、南方軍司令に会っていただいた後に中隊駐屯地にいらしていただきます」


「わかりました!」


カーターはレヴィンの返事を聞き終わると振り向きエントランスの出口に向けて歩き出した。


一方カーターの三歩後について歩く二人


「ユリウス、確か南方軍司令は確かパウル・フォルベック中将閣下だ。」


「フォルベック中将か、、大人物だな」


「しかも人呼んでアフリカの獅子!!」


レヴィンは満面の笑みを浮かべながら「かっこいいよな!」

とはしゃいでいた


そうこうとしていると二人はカーターが手配した軍用車の後部座席に乗り込んだ

カーターは助手席に座る


二人が座ったことを確認すると運転席から若い男がひょこっと顔を出した


「ナイルにようこそ!!お初にお目にかかります、ヨーゼフ・ライトと申します!本日の運転手を務めさせていただきまっす!」


ライトはそうゆうや否やいきなり車を出した


二人が驚くより前にカーターがライトに怒号を浴びせる


「上官からの許可が下りるより前に車を出すな!愚か者!」


「え~いいじゃないですか!軍曹殿!新たなる中隊長殿はお若いご様子!きっと俺の効率的な考えと行動を理解してくださる!」


へらへらとしたライトの態度にカーターはさらに怒りを増す!


「おい、ユリウス、カーター軍曹の顔が真っ赤になっているぞ、さすが止めとくか?」


レヴィンは小声でユリウスと相談した。


「そうだな」


そう言い終わるとユリウスはカーターに声をかけた


「大丈夫だカーター軍曹、気にしていない!それより、彼はうちの隊所属なのか?」


カーターは納得していない様子だが中尉殿が言われるのならと渋々言葉を飲み込んだ


「中尉殿にお答えします、このものは確かに当隊所属であります。ヨーゼフ・ライト、階級は伍長で、機動部隊所属、こう見えても車両操作では南方軍有数の実力者です」


「いやぁ~褒めすぎですよ!南方軍最強だなんて!」


ライトはくねくねしていた、すこしきもかった


「だれがそこまで言った!!誇張するな!」


その様子に二人クスクスと笑った


「舗装されているとはいえ砂漠の道なのに全然揺れないな!本当に上手いんだな!このまま頼む!」


「お任せください!副隊長殿!!」


20分ほど砂漠の道を進むと南方軍司令部が見えてきた!



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