おもい通じて
両手はベッドにぬいつけ、またいだ身体は動かせないように、『力』をつかう。
ねぶってすいあげた舌をようやくはなし、やわく小さな唇をかむ。
息のあがった相手の薄い胸が、上下する。
自分の右手が当たるほうに、あの、 脈打つ臓物 が埋まる。
「 っ!! 」
平たいそこに歯を当てれば、おさえこんだ、動かせないはずの身体がはねた。
ざわざわ
くいたい
ざわざわ
「ああ、シュンカ。おまえは、わたしのものだ。わたしだけのものになれ。ひとつになろうぞ。こうして、おまえを、――――」
「 っアシいいっ!! っざけんのもそこまでだああっ!! 」
怒鳴ったセイテツとともに大粒の雹が部屋の中に押し入った。
真横に降った氷の粒が壁にあたって落ちる音が響いたが、ベッドに膝立ちしたアシにはひとつも当たっていなかった。
「邪魔しないでいただきたい。わたしたちはおもいが通じあっているのだ」
アシが撫でるのは、歯形のついたシュンカの肌だ。
どん、―― 突然、空気が揺れた。
坊主が刀を床に立ると、すぐに綴った文字をひろって突き刺し、そのままベッドへと投げ放った。
ばん と
弾ける音がして、アシが飛びのき、シュンカがベッドに身を起こす。
「 じゃまだてするなあ! くそぼうずがあっ!! 」
この先は残酷な表現多し。そのうえ虫がでてきますのでご注意を




