おいで
ここからベッドでの15R場面となります。ご注意ください
ばたん、と閉まった扉の音が、やけに耳に響く。
「 ―― シュンカ。ありがとう。なんだか、わたしの味方は、もうシュンカしかいないのだなあ・・」
力ない役神の感想に、何もいってやれない。
二人で入った部屋には、ひとつの寝床。
「―――――」
なぜだろう。急に、心音が騒ぎ出す。
こわい。
何が?
アシは、こわくなどないはずだ。
せまいなあ、とこぼす役神が、先にベッドへ登った。
ぎしり、と鳴る。
どきり、とした。
「――おいで」
「――――」
「どうした?・・そういえば、――コウセン様と、一緒に寝たんだろう?」
「あ、あれは ――」二人で大泣きしてしまって。
「シュンカのベッドのほうが広いかもな。だけど、わたしはコウセン様ほど身体が大きくないから、平気だろう?」
手が、差し出される。
おずおずと、シュンカの手がつながる。
「どうした?恥ずかしいのか?」
「べ、べつに!」
「じゃあ、おいで」
微笑まれたその顔を、――シュンカはもう、まっすぐに、見られなかった。
近寄ったシュンカを、力強く引き、抱え込む。
ベッドがまた、ぎち、と鳴いたが、急に意識を失うように眠ったシュンカは、それをもう、気にすることもなかった。




