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おとぎばなし ― 明滅にして 明明 ―  作者: ぽすしち
陽炎ゆれる 章

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32/47

おいで

ここからベッドでの15R場面となります。ご注意ください



 ばたん、と閉まった扉の音が、やけに耳に響く。


「 ―― シュンカ。ありがとう。なんだか、わたしの味方は、もうシュンカしかいないのだなあ・・」


 力ない役神の感想に、何もいってやれない。

 二人で入った部屋には、ひとつの寝床。


「―――――」

 なぜだろう。急に、心音が騒ぎ出す。


 こわい。

 何が?


 アシは、こわくなどないはずだ。


 せまいなあ、とこぼす役神が、先にベッドへ登った。

 


 ぎしり、と鳴る。

 どきり、とした。


「――おいで」

「――――」


「どうした?・・そういえば、――コウセン様と、一緒に寝たんだろう?」

「あ、あれは ――」二人で大泣きしてしまって。


「シュンカのベッドのほうが広いかもな。だけど、わたしはコウセン様ほど身体が大きくないから、平気だろう?」

 手が、差し出される。



 おずおずと、シュンカの手がつながる。



「どうした?恥ずかしいのか?」

「べ、べつに!」


「じゃあ、おいで」


 微笑まれたその顔を、――シュンカはもう、まっすぐに、見られなかった。

 

 近寄ったシュンカを、力強く引き、抱え込む。


 ベッドがまた、ぎち、と鳴いたが、急に意識を失うように眠ったシュンカは、それをもう、気にすることもなかった。



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