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おとぎばなし ― 明滅にして 明明 ―  作者: ぽすしち
陽炎ゆれる 章

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いまのところ


「アシは、セイテツさまが仕立てた役神です!それで、伍の宮のアシなんです!・・・おれより前から、伍の宮にいるんですよ?ね?そうですよね?」


「そうだ。だが、こいつは、変わりつつある」

 懸命な声には、辛そうな顔の絵師ではなく、済ました顔の坊主が答えた。


「でも、でも!・・・伍の宮みんなで、黒森に行くんですよね?それで、みんなで、・・・帰るんですよね?スザクさま?」


「――そうとは、言ってねえ」


「そっ、それじゃあ・・・」


「どうなるかは、そいつしだいだ」




 眼でさされたアシは、スザクをにらむように見た。



「アシだって、わかってんだろ。なにしろ、考えることができるんだ。それなら、おれたちが口出しすることは、今のところは、ねえ」


 ごろりと床に横になる坊主の言葉に、絵師があわてる。

「スザク!?おまえ、 ――」



   「では、わたしはシュンカと奥で寝ます」


 まるで、この騒ぎなど人事のように、役神は澄ました顔で宣言し、シュンカの肩に手を添えた。



 険しい顔の絵師と無表情の坊主に、あわててシュンカは挨拶をし、役神も失礼いたします、と腰を折った。





このあとから 15R場面となります。ご注意を

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