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第1歩 退職準備

正直限界だった。


私は世でいうゼネコンに勤めていた。

ゼネラル・コントラクター。略してゼネコン☆


土木・建築工事一式を発注者から請負い、工事をする総合建設業というものである。


建設業界にいる方だとご存知だろうが、それ以外の方には中々伝わりづらいもので、私の友人に話しても理解されなかった。


何が理解しづらいかというと、ビルを建てるといっても、大工さん総動員でトンカチする訳ではない。


それぞれの業種ごとに事細かく専門の職人がおり、数多くの会社が存在している。それらの方々で協力して1つの建物を完成させる。それが建設業です。


私の仕事は施工管理職。

複数の業種の職人が入り乱れる工事現場を監理する。

元請け会社の末端現場監督だった。


そこで話は戻るが、何が限界だったか。


理由は色々ある。

残業が過労死ラインをぶち抜けてたり、上司と職人との板挟み状態で思い悩んだり、毎晩終電ダッシュをかますが乗り遅れて泣く泣くタクシーで帰ったり、、、


数え切れないほどあるが、それが積もり積もって迎えるのが、限界ではないでしょうか。


しかし、不思議なもので1度辞める心で決めれば、仕事の悩みなど、どうでも良くなる。


だって辞めるのだから。


私は辞める決意をし、梅田の旅行代理店で飛行機のチケットを買った。



その数日後、会社に退職届を提出した。

部長との話し合いの末、退職日は有給休暇を消化した最後の日に決まった。



入社以来、初めて有給を使った。



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