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勇剣漫才 まとめた編

勇剣漫才 あこがれのポールポジショナー

作者: 歯ぎしり粘土

今日も舞台に立つ勇者と伝説の剣


伝説の剣が新たな職業を思いつき


二人は舞台で試すことになった。


果たしてその内容は…

剣「どうも~レフトハンドソードで~す。」


勇「どうも~勇者右利きで~す。」


二人『二人合わせて相性悪い~ズで~す。』


剣「今回は普通に登場したけど…」


勇「したけど?」


剣「お前に刺さったりしたほうがよくない?」


勇「よくねぇぇよ!!」


剣「それより、なにか新しいことできないかな?」


勇「なんの新しいこと?」


剣「新しい憧れの職業とか?」


勇「難しくない?」


剣「俺の考えは完璧だよ!」


勇「伝説の剣のプライド!!」


剣「そこで最近の憧れの職業ってどんなものか考えたんだ」


勇「最近の憧れの職業っていうとユウチューバーとか?」


剣「そう!あれって誰でも始められて誰でも可能性があるから人気なんだと思うんだよね」


勇「それはあるかもね」


剣「見た目がそこまで関係なくて、わかりやすいし」


勇「でもそんな都合よくそんなのある?」


剣「そこで俺考えたんだ」


勇「そんなのあるの?」


剣「男限定になるけど見つけたんだ」


勇「それでも十分なんじゃないかな?」


剣「チンコの位置直し」


勇「ん?」


剣「チンコの位置直し」


勇「ん?」


剣「チンコの位置直し」


勇「無ぅぅぅ理ぃぃぃじゃぁぁぁぁぁぁいい!!!!」


剣「なんだろう…ニューウェーブの予感?」


勇「あまりの出来事にざわついてるだけじゃないか?」


剣「男はみんな経験あるんじゃない?」


勇「まあ、あると思うけど収入にはならんだろ」


剣「競技化からのプロ化を狙ってるんだけど」


勇「何を競うんだよ」


剣「フィギアスケートってあるだろ?」


勇「あるね」


剣「アレの応用」


勇「無ぅぅぅ理ぃぃぃじゃぁぁぁぁぁぁいい!!!!」


剣「コ↑ピ↓ペ↑www」


勇「品と美しさの次元が違うだろ!!」


剣「顔もチンコも同じ体だろ?」


勇「物質感覚!!」


剣「とりあえず準備してくれない?実は裏に準備してあるから」


勇「なんの!?」


剣「衣装があるからそれに着替えてモデルみたいに登場してもらっていいかな?」


勇「どういうことだ!!」


剣「それで俺がクイックって言ったら一回位置変えな」


勇「どういうことだ!!」


剣「とりあえず着替えてこんかぁぁぁぁい!!!」


 勇者は裏に入って行った。


勇「このパンツ、ハッキリ位置がわかるんだけど~」


 舞台裏から声が聞こえる。


剣「そこがポイントじゃい!着替えたら音楽に合わせてモデルのようにな!!」


 センターマイク後方階段の上に、白いピッタリパンツに白いTシャツの裾をズボンに入れ、裾が腿の付け根辺りにくる襟付きの白シャツをボタンを留めずに前開きで着ていた。


勇「こんなんヤバい奴じゃん!!」


剣「それは試合着だからそんなものだろ!!」


勇「ダサいって異世界人でもかんじるわ!!」


剣「ミュージックスタート!!まずはセンターマイクの前まで着てポージングで誤魔化してクイックしろ!!」


 ユーロビートが掛かり始めると、どこからともなく解説が聞こえてきた。


解「さあ、始まりました右利き選手の試技」


勇「誰!この声!!」


剣「集中集中!!」


 マイクの前まで出ると、ポージングで誤魔化しながらクイック(左に移動)


解「今のは上手くさりげないクイックでしたね~」


剣「前の世界から彼には才能があると確信してました。」


勇「いらねぇ才能だな!」


解「次は、右端までのウォークでポーズとなります。」


勇「こっち?」


 右端に向かいながらクイック(移動無し)


解「おっと今のご覧になりましたか?」


剣「ええ、あえて分かりやすい移動はせず微移動で間をつなぐ高度なテクニックです。」


勇「今のは純粋におさまりが悪かったんだよ!!」


剣「端まで行ったらターンしながらクイッククイック!!」


 ターンして後ろを向いている間にクイック(右移動)クイック(左移動)そして正面を向いてポーズ


解「今のはターンBYツヴァイ・クイック!大技です!!」


勇「見えてないし名前あんのかよ!!」


剣「あえてそのものを見せず、背面からの肘の動きで悟らせる…信じられない高等テクニック…」


ラ「クッソ!まるでオムツがおもらしを吸収するように、どこまでも吸収して成長しやがる。」


勇「また一人誰か出てきた!!あと表現!!」


解「この後左端でポーズ、中央に戻りポーズでフィニッシュです。」


母「大きくなりましたね右利き、お父さんとクライマックスを迎えて作ったあの子がこんなにも立派になって舞台で立っているなんて…」


勇「お母さん来てる設定!?つーか絶対見せたくないんだけど!!」


解「お母さんのお言葉でしたが、ご立派に立ってしまった場合は減点となってしまいます。」


 左端で特に工夫無くクイック(右移動)してポーズ


解「あれ?今のはやけにあっさり決めましたね」


剣「いえ!?ちょっと待ってください。」


 ターンして中央に戻る途中の位置が左側に移動していた!!


解「いっ…いつの間にか移動しているぅぅぅぅぅぅぅう!!!こっこれが天才だけがなしえる所業かぁぁぁぁああ!!!」


剣「今のはゲニシャカ、最初のクイックでの調整と、全ての所作を隠しきるテクニックを持ち合わせて、成功するかどうかという代物…お前はこのレベルまで到達していたのか…」


ラ「相手にとって不足無し…と言いたいが…こいつぁ…ゴクリ…」


 最後はクルクルと連続ターンしながら中央に躍り出る。


解「これはまるで審査員すらも挑発するような動きです。」


剣「ええ、移動を見せて魅せる。見せずに魅せる。そのどちらとも言えない動きです…」


 そしてフィニッシュのポージング!


解「最後の位置は右だぁぁぁあ!!」


剣「プロの審査員ならビデオ判定なら移動を確認できるでしょう。しかし、誰にでも分かりやすくフィニッシュした…これは、彼の『全ての人に位置直しの素晴らしさを伝えたい』と言う言葉を体現していると言えるでしょう!もう…俺が教えてやれることはなのかもしれない…」


勇「意味わかんねぇし!漫才でもなんでもねぇぇ!!変態だ!!!」


剣「絶対に流行ると思うだけど?」


勇「絶対流行るかい!もうええわ!!」


五人「ありがとうございました~」


勇「多!!!!」

シリーズなのに短編登録デス。


今までのは『勇剣漫才』か『歯ぎしり粘土』で


検索( `・∀・´)ノヨロシク


更新は火曜日か水曜日です。

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