表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/25

15 個人情報のあれこれとか知らないし?だって三歳児だもん(キリッ)

ブックマーク・誤字脱字報告ありがとうございます!!!

視点コロコロ変わります

最初:病気にかかっていいた女性

あと:エレノア

 


「たいちょうの方はだいじょうぶですか?大丈夫そうだったら少しご飯を食べましょう。サリーおねがいするね。」


 朦朧とする意識とボヤける視界の中、アメジストの様なキラキラしたものが目に入った。

 ジッと焦点を合わせるとそれは髪だと分かったけど、このアメジストの様なパールパープルの髪を持つのはセガリット帝国の色だ。あ、でも確かハルガネット帝国の王太子と王弟殿下もこの色だった様な…まぁどちらにせよこの髪の長さは女の子だし今の所この色の女の子は産まれてないからきっと私は夢を見ているんだろう。


 それかここは天国か…


 ゆっくりと顔を動かすとそこにはこの世のものとは思えない造形の美少女いや、美幼女が居た。


 あぁ、やっぱり天使が迎えにきたんだ。

 そうだ、私はここ数日体調がおかしくて熱かなと思って病院に行ったら熱かもねって言われて…それで帰り道に血を吐いて……そこからどうなったか思い出せない。だけど苦しくて…暑くて…血の味が口いっぱいに広がって…でも今は先ほどに比べると全然しんどくない。少し熱があるかな?くらい。


「だいじょうぶですか?まだすこしねつがありますのでむりはしないようにしましょう。あ、おかゆができたっぽいですね。よし、少しがんばって食べちゃいましょう。」


 そう言ったアメジストの天使は、お粥に向かって何か唱えスプーンで少し救いふーふーと冷まして食べさしてくれた。


 あぁ、なんと言う幸せ。こんなに美幼女にこんなに看病されるなんて世界中の男に憎しみの視線を向けられそうだ。

 ふーふー。はい、あーんは男の夢と言うし、しかもそれをしてくれるのが絶世の美幼女ときた。

 あぁ、天国とはこんなに幸せなのか。

 ここ最近体調が悪すぎて食べさせてくれようとしても食べられなかったからなぁ。

 近所のおばさんが看病してくれて…おばさんお店忙しいのに時々様子を見にきてくれて、家族のいない天涯孤独の私には本当に家族みたいな人だった。


「…おばさんに、お礼、言えなかったな。このまま、死ぬのかぁ。看病してくれてありがとうって一緒にいてくれてありがとうって言いたかったなぁ。」


 その小さな呟きにこの美幼女はピクッと反応し優しい目付きで聞き返してきた。


 あ、金色の瞳だ…満月みたい。


「そのおばさんのなまえや思い出をきいてもいいですか?」

 その少女の優しい要望通り私はおばさんの名前や仕事思い出をスラスラを語った。

 そう思い出に浸りながら、まるで走馬灯が流れる様に語ると気がつくと私は眠ってしまっていた。


 きっと私は、死ぬんだなぁ




 ****



 女性が眠ったのを確認してから違う部屋に移動し、サリーの方を向く。


「サリー、きいていましたね?そのソフィアさんと言う果物屋の女性です。急いで状態を確認しましょう。万が一の可能性を考えて街のもの全員に配布しないと。サリーは女性の一人歩きは危ないからガンロさんをつれていってくださいね。私はホーリードラゴンがついているのでだいじょうぶです。見つかっても見つからなくても10時までに帰ってくること。夜にごめんね。」


 そんな言いつけもサリーは嫌な顔一つせずに行って参りますと引き受けてくれる。

 さて、私は薬の大量生産と予防薬の政策と…あぁ、大変。予防薬は液体だから明日鍛冶屋に行って瓶を制作してもらわないとな。点滴みたいなものも出来ないかな、この世界にはないよね?あるのかな。今まで読んだ医術書には一切それらしいものは出てこなかったけど。


 それよりもまずは薬か、かかった人は大体300人ぐらいと考えて毎日朝昼晩服用の大体一週間で6300コ必要。三種類の薬を一気に服用しないといけないから大体18900コ…多いな。大体この大きさの王都に診療所が7コあるとして薬の配布に大きな瓶(劣化防止の魔法付与がされているとなお良い)を薬はそれぞれ三種類だから21コいる。はぁ、いい鍛冶屋を見つけないとな。

 あと、いい感じの魔女とか見つけてこの魔女が薬作りて下ってくれたんだぁとか言わせてくれるいい感じのおばあちゃんいないかな。

 取り敢えず瓶を買わないことには薬を作れないから明日また考えよう。


 あ、錬金術で作ったらいいじゃんとか言ったらダメだよ?だってその出所どこだよってなって私かよってなって何者だよってなって魔法使えんのかーい。ってなって婚約話が煩わしいわってなる未来しかないじゃん?

 つまりそう言うことだよ。


 さっ、私は彼女…あ、せっかく目覚めたのに名前聞くの忘れてた。

 うん。あとで聴こう!

 で彼女の看病をしながら空き時間はホーリードラゴンと星を見てサリーの帰りを待ったのである。


 結界、サリーは無事ソフィアさんを見つけられたが、ソフィアさんはどうやら寝込んでいたらしい。(窓越しに見たらしい。)





 ****




 ぱちっと目を覚まし見慣れない質素な天井に頭を傾げる。あ、そうだった小屋だった。

 いつもなら二度寝するところだが今日はちゃんと起きよう。

 うん。一面木の木目が見えているログハウスの様な感じの部屋で窓から差し込む太陽の光が目に染みる。

 そしてソファーを占領して寝ているプラチナのホドラも目に染みる。レドラはソファーから蹴落とされた様だ。下で転がってる…くぅ…


「くぁぁ…ん。いいあさだなぁ。」


 先に起きていたサリーが紅茶を入れてくれたのでその紅茶をベットから上半身を起こして優雅に飲む。


 うん、まさに田舎で養成中の深窓の令嬢である。

 さっとサリーに着替えさせてもらい朝食を食べ、彼女用の朝食を私が持ち彼女の元へ。


 コンコンっと扉をノックし失礼します。と言い勝手に入る。

 まだ目覚めていないだろうと思っていたのだが、意外なことに彼女は目を覚ましておりベットから上半身を上げていた。


「まぁ、おきていらしたのね。おはようございます。ちょうしはいかがでしょうか?」


 そうニコッとして近づけば彼女は動揺した様に私に朝の挨拶をした。あら、どうしたのかしら。


「…あの、私はいつになったら天に召される…なんと言うのか…生まれ変わる?のでしょうか、天使様。」





 …………ん?



 天に召される…?


 生まれ変わる…?


 天使様?


 そう、天使様と私を見て言った彼女はまた小首を傾げ「天使様?」と言っている。

 その視線は間違いなく私に向いていたが念のため周りを見渡したがサリーと目があったとき「お嬢様のことですね」と輝かんばかりの笑顔で言われたから私のことらしい。


 あらぁ、困ったわぁ。


「ごめんなさい。私はざんねんなことにてんしさまではないの。エレノアといいます。かめいはしょじじょうによりかんたんに口にはできないのだけどね。」


 そう言い、口に人差し指を当てパチンっとウィンクをした。


 彼女は口をパクパクさせ金魚みたいにしているが反応が元気なのでだいぶ体調は回復した様だ。だから無遠慮に彼女のベットの側に椅子を寄せ朝ご飯を進める。

 彼女は何か聞きたげではあったけど空腹には負けたらしく、ゆっくりとスープとパンを食べ始めた。パンのふわふわさに驚いていたが公爵家が用意するパンなんだからあたりまである。


 ちょうど食べ終わり紅茶に口を付けている彼女に、彼女の病気について説明を始めた。

 暗黒病にかかっていたこと、暗黒病の伝染の仕方、もう治っていること。


 いろいろと驚いていたけど最終的には顔面蒼白で焦っていた。

 治療費の事だとか、看病をしてくれていたおばさんに移してしまっているかもだとか、もう、あわあわしてる。

 こうあわあわしていると彼女の性格が分かってくるな。


 心優しく、責任感がる子の様だ。しっかりと見たら年は二十代前半だろうか?癖っ毛の赤茶髪とそばかすが元気さを醸し出し可愛らしい。


「おなまえをうかがっても?」

「ふぇ?あっすみません!すっかり忘れていました!ミラと、ミラと申します!」


 元気に名乗る彼女に完全に回復したことを嬉しく思いながら私は真面目な話を振る。

 こういう無邪気で可愛い女の子にはもっと可愛い話をふりたいが今回は致し方ない。時間がないのだ。

 っとその前にこの子に鑑定しとくか。この真面目な話を引き受けてくれたら街に出ることになるしなぁ。

 ん?個人情報?これは仕方ない事だよ。

 私はこっそりと唱えたのだった。


 《鑑定》




 ステータス


 名前:ミラ 年齢:24歳

 性別:女  種族:ハーフ人間

 状態:健康


 職業:針子Lv.11


 HP:231/234

 MP:41/41


 所持魔法:生活魔法 Lv.21


 スキル:ナシ


 称号:ナシ



 ハーフ人間ってことはどこかの獣人とのハーフか。


 にしても所持魔法が生活魔法だけとは、普通の平民だったら普通か。


 うん結構平均的なステータスをしている様だ。

 大体、生活魔法以外の魔法を使えて魔力が高いものは魔法師団の養成学校に通いそのまま魔法師団に入ることが多いしこんな感じだろうな。

 騎士とかだったらHPがやばい数字になってるんだよね。


 え?私のステータスは確認しないのか?


 しないよ。だって見なくていいなら見たくないもん。絶対やばいことになってるから。普通とは程遠いやつにね。



「やみあがりなミラさんには、もうしわけないのですがこの街のあんないをしていただけませんか?あんこくびょうはすでに広がっている様でしてその方達のちりょうをしなくてはいけません。なにぶん、さくじつこの街に来たばかりのものでしてあんないをして いただけるとありがたいです。」


 申し訳ないとういう気持ちをありありと醸し出しミラさんの手をきゅっと握って見つめる。彼女にはすでに回復魔法をかけているので全開していることは分かっている。体調は万全のはずだ。


「勿論、お任せください。しかし正確には分かりませんが、かなりの名家のお嬢様でしょう。この街は暗黒病がすでに回り始めていて危険なのでは?」


 うん。普通だったら危険だよね。

 だけど残念な事に私は普通のお嬢様ではないんだよね。それに直し方も私が握っている。私が行動するしかない。あ、その前にお兄様に挨拶しに行かないと。


「だいじょうぶですよ。わたくしにはこころづよいけっかいをつかえるごえいがいますから。」


 そう、ホーリードラゴンというな(キリッ)。


 ということで丸め込み無事案内してくれる事になりました。




ありがとうございました!!!


追伸)医学系は甘く見てください…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ