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10 温室にてティータイムを

ブックマークありがとうございます!!!

 

 神様の御告げ?があってから一ヶ月とちょっと。


 最近では屋敷(領地にある)に温室が完成したので近頃は学園にも行かず…と言ってもお父様が帰ってきてからは学園には行ってないけど。まぁ、行かず、最近では温室に篭ってます。


 だけどお米だとかヨモギだとか、そお言うザ・ジャパンな感じの植物を育ててません。

 ちゃんとお店で苗を買って育ててます。スキルを使えば種を生み出すこともできるけどそんな事はしません。経済に貢献します。

 と言っても“自然の祝福”で植物の実りをよくすると言う常時発動型のスキル効果は常時発動なだけあり常によく育つ様になってますが…そこはまぁ、いいでしょう。だってこのアルヴァレズ領全体の植物の実りも良くなってるだろうし。隣の領地の王都は…まぁ、少しは影響出てるでしょう。

 あ、種とかは指示発動型と言うのですよ。


 と、最近では家の馬鹿でかい書庫から本を持ち出して温室でお茶を飲みながら読んでます。大体1日で7〜10冊を読みます。(でっかくて分厚いやつ)


 今日も歴史書を読んでるのだけど、歴史世曰く私が女王だった時代が1000年前《レディリア女王共存革命》と言うらしい。で。平民だった頃のやつは700年前で貴族のやつが400年前で《マリアンヌ魔道具改革》と言うらしい。平民の頃の奴には名前ついてなかったぁ…

 とまぁ、その頃の歴史の復習と知らない時代の歴史の勉強をスピーディーに進めています。私は一度目を通したものは忘れない+読むのかなり早いだからね。最強だわ。



 さっきまでお母様と温室で昼食をとっていたのですけどお母様は騎士団から王宮にてご指導願われたため午後からは屋敷にいません。お父様も一応外務大臣なので王宮でお仕事中。

つまり、暇を持て余しています。あ、だけどお兄様が今日は終業式だからお昼で帰ってくるって言ってたな…



 コンコン

「エレノア。ただ今帰ったよ。入ってもいいかい?」


 ほら噂をするとね。


「えぇ、…まぁ…みなさまはいってくださってかまいませんよ。」


 ガチャリと温室に三人が入ってきた。そう、まさかの三人です。


「エレノア久しぶりだね。ヴルツ兄様だよ忘れてないかい?」

「エレノア嬢久しぶり。失礼する。」


 サリーがせっせと三人の椅子を用意しお茶を用意する。王太子二人が訪れても驚きの表情は見せない…ほんと良くできたメイドだわ。


 と言うか皆様どうしてこんな所に…王太子達はそんなに暇じゃないでしょうに。大丈夫なの?

 ニコニコ笑って「お菓子をどうぞ」とか言いながら先ほどまで読んでいた可愛げのない歴史書をサリーに預ける。先程まで広がっていた沢山の歴史書はもう既に隠れていた。


「みなさまごきげんよう。おうたいしでんかがたにつきましては、ひさしぶりのはいけんうれしゅうございます。」

「まぁ、そう硬くしてくれるな。ヴァルツ兄様とエレノアの仲ではないか。セオ君もそお言うの気にしないしね。なんせ友人の妹だ。」

「あぁ、はっちゃけてくれて構わない。」


 は、はっちゃける…いや、ないな。程よくお上品にいこう。

 まぁ、微笑んで「ありがとうございます」て言うんだけど。


「最近二人が我が家の温室が見たいといっていたからね。今日は午前で学園も終わる事だから屋敷に招いたんだよ。」


 あぁ、なるほどね。

 そう言うことか、しょうがないなぁ、私が完璧に管理した最高の温室を自由に見ていいよ!!

 我が家の温室は学園の温室の負けず劣らず大きいからね。公爵家の領地の屋敷なだけあって庭が馬鹿デカかったから出来たことだな。


 折角なので二人に温室を案内することになったのだが、さすが王太子といったところだろうか?

 二人とも中々に植物を知っていますね。

 特にセオ様!すごい知識量です。やはりベネザード帝国の王太子なだけある。


「ほお、この植物達は珍しいな。学園の温室以来初めて見た。確か育てるのが難しくて温度だとか湿度だとかの調節が大変と聞いた。この魔法陣で保っているのか?この魔法陣を描いたものも世話をする者も素晴らしい腕を持っているな。」

「まぁ、そんなにほめていただくとてれますね。がんばっておんどやしつどにこだわってよかったです。それによくごぞんじですね。じつはこのやくそう、がくえんのおんしつのかたから わけていただいたのです。このやくそうはさまざまなくすりにつかえますからりょうさんできないかとけんきゅうちゅうです。」

「まさかこれらはエレノア嬢が⁉︎(い、いやでも魔法陣はこの年ではまだ刻めないだろう…きっと指示したという意味だろう…うん。そうだろう。なんか魔法陣からエレノア嬢の魔力を感じるけど。確かエレノア嬢は聖獣のハークライドル様と仲が良かったから手伝ってもらったのだろう。聖獣様と仲がいいとは中々だが…)」

「おはずかしながらこのおんしつはすべてわたしがせわやかんりをしています。あ、でもちからしごとはしようにんにてつだってもらいますね。」

「それはすごい!この年でまるでありえない知識量にプロの技の所業!是非我が国の研究室に来て欲しいほどだ!」

 という感じでセオ様に薬草についての知識をひけらかしたりと意気投合、その横でお兄様とヴァルツ兄様がすごいなぁとか呟いている感じ。


 案内し始めたのが一時程度だったのに案内が終わる頃は三時前になっていた。

 …ちょっと語りすぎたかな。

 今は落ち着いてお菓子を食べながらお茶をしています。

 はぁ、おちつくぅ…


「そう言えば二人は明日からの長期休暇どうするんだい?二人とも王太子だしずっと仕事してるのか?」


 うっわなにその地獄。

 二人も想像したのか渋い顔をしている。


「俺は留学中だからそこまで執務は回ってこない。だからこの国のことを調べながら過ごそうかと思っている。」

「私は…いつもの休日の執務と同じだろうなぁ…ブルーノは俺とずっとずっと一緒にいてくれるよな?」

「変な言い方をするなき色悪い。」

「大体俺が王宮に泊まっているのだから俺が話し相手になってやれるだろう。」


 え…仲良いなこの三人。

 てかお兄様、我が国の王太子に気色悪いって…不敬罪にならないよね?


「僕たちはエレノアが目覚めたからお爺さまのところに挨拶に行くから生憎とヴァルツ殿下と一緒にはいられません。」

 そうなんです。なんと隣国セガリット帝国に行くのです。そこには我が国から留学している第二王子殿下がおられます。年はヴァルツ兄様の一つ下だったかな。セガリット帝国からはベネザード帝国に王太子(お母様のお兄様)の息子の二人目つまり第二王子?が留学しているらしい。帝国同士で王子を留学に出したらしい。

 あ、ここでなんでベネザード帝国だけ王太子?と思ったかも知れないけどベネザード帝国の第二王子がセオ様の四つ下で幼すぎたのとセオ様が帝王学とかその国で学ぶべきことを既に習得していた秀才だったから暇なら留学してきていいよ?みたいなノリでセオ様が留学したらしい。


「お爺さま…てことはセガリット帝王か。いいなぁ、よし私もついて行こう。ずっと執務なんてたまったもんじゃない。」

「じゃぁ、俺も行こうかな。セガリット帝国の魔法師団は美しい魔法を使うと有名だからな。あと城下町では面白い魔法道具が売ってるとかなんとか。」

「え、言っとくけど転移魔法使わずに行くから結構日数かかるぞ。」

「えぇ、わたしがまちのようすをうかがいながらいきたい とおねがいしましたので ばしゃでのいどうになりますよ。まぁ、ばしゃにまほうをつかいますのでおそくて いっしゅうかんですけど。」


 お爺さまからは転移魔法陣できていいよと書いてたらしいけど公式の場ではないのに転移魔法陣で飛ぶのは憚られる。転移魔法陣は多くの魔力を必要とするため中々使われない。

 使うときはだいたい魔道士二十人で行うか、王族がいれば王族が三人がかりで行う。お父様とお母様はお父様が王族の中でも魔力が多いので二人で飛べるらしい。


「別に構わないさ。一週間くらいドンとこいだよ。それにエレノアと同じ馬車なら一ヶ月の馬車旅だってきっと瞬きほどの時間に感じるだるだろう。」


 ヴァルツ兄様は本当に私のことが好きですよね…一ヶ月が瞬きほとって…どんな口説き文句だよ。

 さすが王子様だわ。笑顔が眩しい。


「俺も構わないし決まりだな。エレノア嬢同行の許可を下ろしてくれるだろうか?」

「わたしはかまいませんよ」


 その調子でとんとん拍子でことは進み結局陛下からもお父様からも許可がおり、お爺さまからも許可がおり二人は私たちと一緒にセガリット帝国に行くことになったのだった。



ありがとうございました!!!

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