表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/12

-7-


 とにかくイケてるグループに入って彼女からの関心を得るという僕の作戦は失敗に終わった。


 そして、ふと思った。


 このやり方は根本的に間違っていたんじゃないのか、と。


 井上浅香に直接アプローチした方がいいんじゃないのだろうか?



 僕は自分の机で何度も首を縦に動かした。どうしてこんなシンプルな方法に今まで気がつかなかったのかと思った。


 仲良くなる→彼女にする→性奴隷にする。


 考えてみれば一番この方法がメジャーで確実なルートではなかろうか。


 僕は、となりで独りでご飯をたべる彼女を眺めた。そういえば、今日は友人の……名前なんだったっけ? まぁいいや、あの女だ。あの女は今日風邪だという理由で欠席らしい。だから彼女は独りでご飯を食べていた。話しかけるにはちょうどよかった。僕は勇気だして声をかけてみた。


「ねぇ」

「……はい?」

「誰も一緒に食べてないなら、僕とご飯でも食べようか」


 彼女は2、3秒目をパチクリさせた後、「いや……、それはちょっと……」と言った。


 正直に言おう、ちょっとムカついた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ