表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
90/168

九州は

石田三成「狙われる!と言われますと?」

安国寺恵瓊「瀬戸内については問題無い。備前は宇喜多であり、それより西は全て毛利であるのだから。問題はその先、九州だ。九州の中で、其方に味方するのがどれだけ居るかわかるか?」

石田三成「小西に立花。あとは秀包……。」

安国寺恵瓊「彼らは何処に居る?」

石田三成「小西は肥後南部。立花と秀包は筑後。」

安国寺恵瓊「そこに辿り着くためには何処を通らなければならない?豊後から入る方法もあるが、そこから入った場合……。」


 小西に会う前に清正の権益に入らなければならなくなる。


安国寺恵瓊「先に話を持って行くのは?」

石田三成「小西。」

安国寺恵瓊「その前に清正領に入るのは避けた方が良いな?」

石田三成「はい。」

安国寺恵瓊「そうなると豊前筑前から筑後を経て肥後の南。小西領に入るのが最善。」

石田三成「はい。」

安国寺恵瓊「問題はこれらの国を誰が治めているのかにある。豊前は黒田。そして筑前は……。」


 小早川秀秋。


安国寺恵瓊「黒田は此度のいくさでこちら側の切り崩しに奔走した張本人。家康と頻繁にやり取りをしていると見て間違いは無い。もしそこに其方が通ったら、良くて家康への通報。普通で捕縛ないし……。」

石田三成「……。」

安国寺恵瓊「もっとたちが悪いのが秀秋。奴は勝手に戦線を離脱した上、松尾山の占拠に乗り出して来た。目的は背後から我らを崩すためであった事は明白。ただ吉継の働きにより秀秋の目論見は崩れ、何も出来ぬまま停戦となってしまった。我が方から白い目で見られているのは当然の事であり、奴を誘った家康と黒田は……。」


 見て見ぬふり。


安国寺恵瓊「更に秀秋の所領筑前は、太閤殿下が一度召し上げた場所。そしてその筑前を治める事が決まっていたのが……。」


 石田三成。


安国寺恵瓊「その話は流れ、引き続き秀秋が統治する事になった。しかし関係はこじれたまま。その当事者である其方が入った瞬間……。」


 秀秋が何を仕掛けて来るかわかるであろう?


安国寺恵瓊「小西が待つ肥後の南に辿り着くためには、肥前を大きく迂回するしかない。ただ唐津の寺沢は家康と共に其方と戦った。故にあそこに上陸する事も出来ぬ。」

石田三成「しかし私は小西と清正の関係を修復し、清正を大坂に連れて行かなければならない。」

安国寺恵瓊「……三成。」

石田三成「はい。」

安国寺恵瓊「其方を肥後に入れる術はある。」

石田三成「本当ですか?」

安国寺恵瓊「問題はその後。」

石田三成「両者の和睦ですか?」

安国寺恵瓊「いや違う。その次だ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ