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サブタイトルのNo.間違えてました。

修正しました。



 電話が鳴った。


「首相。大統領からです。」

 若い女性秘書が、車椅子の男に受話器を渡す。

「こちらが事務方の交渉でまとめた内容です。」

 秘書が差し出すメモを見ながら、男は電話口に話しかけた。

「お元気そうで何よりです。大統領。」

 まずは、当たり障りのない挨拶からだ。男の目に光が宿った。

 あとは、事務方のまとめた通りに問題なくトップ会談をこなせば、次の選挙も安泰だろう。


 電話会談は10分ほどで終わった。

「どうかね?」

 男は傍らの秘書に聞く。

「完璧です。最高のパフォーマンスでした。それじゃ首相、また執務室に戻りましょうね。」

「うむ。」


 かつて政治家だった認知症患者の治療で一定の成果をあげているこの施設では、今日もあちこちで「首相」が「大統領」と電話会談をしていた。



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