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懺悔(仮)

「あの〜ウィックスさん、流石に遅れすぎじゃ無いかしら……?」


 丁寧な言葉で疑問を呈する彼女はミーキャ、元パーティメンバーで元貴族だったが抜け出して教会の僧侶として過ごしている

 容姿はレーマのような妖艶な雰囲気とは対象に落ち着いた雰囲気と見るとなんとなく「優しい人」と認識してしまうような美少女だ


「すまない……ミーキャ、誘拐犯に襲われたり色々あったんで……」


 それだけじゃ無いです、本当はクロニーに1時間くらいよしよししてもらってました。


「それとこの子が……誘拐されて助けた子?」

「まぁそうなんだけど……」


「私はクロニーでウィックスのお相手です!」

「クロニー?!」


 クロニーのは対抗心を燃やしたのか僕との関係を主張した、同時に沈黙が走る……


「ちょっと……こっちまで来てください?ウィックスさん?クロニーちゃんはここで居てね?」



「何か悔いることはありますか?」


「ちょっと?何で僕が懺悔室に入れられなきゃなんないの?」


 ミーキャの流れに合わせてあげたらこうなった……


「私の告白を断ったのは分かりますよ、だけど処刑されたふりをしてこの世から逃げて……挙句幼気な少女を寝取り、私の前に……どういうつもりですか?!」

「声が大きい、懺悔室の外に響いちゃうよ」


 実はミーキャは過去に一度僕に告白したけど僕は断った、理由はいくつかあるが僕と他の人間とではあまりにも違いすぎるのが何よりの理由だった


「何でパーティを抜けたのかは分かりますよ……あなたが強すぎることは分かりますよ……だけど幼女と付き合ってるのは色々納得が行きません!」


 ……的を射ているようないないような……これがミーキャスタイル。


「あなたが色々型破りなのはわかります!だけど破ってはいけない線引きはあると思ってました!けど見損ないました!このロリコン!変態!バーカ!バーカ!バーカッ!」


 ……何も言い返せない……ぶっちゃけ行為すらしてしまったし……


「ねぇ……何か言い返してよ……まさか図星じゃないわよね?」


「……」


「ねぇってばぁ〜!お願いだから何か言ってぇっ!」



「懺悔したい事があります……僕はロリコンになりました(長いので要約)」


「もうやめて……私のライフはもうゼロよ……」


 懺悔室の壁の奥からでも顔を机にべったりと這わせてるミーキャの姿が何と無くわかる。


「まぁいいわ……下手に引きずっても良いことは無いですし、元パーティメンバーのエースにこれ以上迷惑かけるのは嫌です……けどひとつだけ聞きたいのですが、何でクロニーを選んだのですか?」


「それは……僕と境遇が少し似ていたから可哀想になったんだ、守ってあげたいと思ってしまったんだ」


「……そう……やっぱりウィックスは優しいのですね」

「ただの強者の余裕だよ」


 コンコン


「ウィックス、そろそろ日も暮れたから帰ろ?」


 扉越しからノックと共にクロニーの声が届く


「もうそんな時間か、ミーキャ、また会おう」


 僕は懺悔室から出るとお菓子を握ったクロニーが居た、きっと神父さんから貰ったんだろう


「その……ウィックスさん!クロニーちゃん!」


 ミーキャは少し息を吸って間を置いてこう叫んだ


「お幸せに!」


「……ありがとう」


 ミーキャその心は嬉しいんだけど、ここでこんな事でそんな事を叫ばれると僕がロリコンみたいに見られるじゃないか……事実だけど……!



登場人物

ミーキャ

ウィックスの元パーティメンバーの一人、ウィックスに恋心を伝えたがフラれたと思ったら別の女を連れてやってこられる可哀想な役回りをさせてしまっている、ごめんね。

実は貴族の生まれだが本人の希望で後継はウィックスの協力で半ば強引に放棄させ聖女として日々を過ごしている、ただクソ高い聖書を置いていってしまったりしてる所から結構天然でドジっ子、普段はお嬢様口調だが必死になるとかわいくなる。


趣味 神への祈り 裁縫

好きな言葉 人事を尽くして天命を待つ

名前の由来 ソ連の巡洋艦、ミコヤンを限界がなくなるまでいじり倒したもの。名前ですらいじられる。

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ただ評価されると筆者は


高評価→調子に乗ってさらに拙くなる

中くらい→微妙な気持ちになる

低評価→落ち込む

のでぶっちゃけしない方が心の平静を保てます。(建前)

どうしてもしたいのなら止めはしないさ。(本音)

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