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6生意気女子
「順彦君!」
5年生の下足室に順彦君を見つけた。
「あの、私実は」
息切れしながら告白しようとすると、順彦君の後ろから誰か出てきた。
「あれ?6年生の人じゃん!順彦の知り合い?ご卒業おめでとうございます!」
目がクリっとしていて可愛い女の子だった。
え?誰?
「順彦君、彼女いないって言ってたよね…?」
私が聞くと舌打ちをして
「うるせぇよ、あんなんただの口実だし。俺本当は彼女いるから。もう俺に付きまとうな!」
人が変わったように順彦君は女の子と手をつなぎ、帰ってしまった。
え??嘘。
私は呆然と立ち尽くしていたけれど、階段に戻って、生意気な女の子のところへ行った。
「私、年上なのにあなたにひどくいってごめんなさい」
謝ると、生意気女子は驚いた。
顔を上げてくださいと言われ、顔を上げると、生意気女子は微笑んでいた。




