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カラーイメージシリーズ

傲慢な剣士が王座に座る話

作者: リィズ・ブランディシュカ
掲載日:2021/11/05



 あるところに、凄腕の剣士がいた。


 剣帝。剣神。剣鬼。剣聖などと呼ばれるような男が。


 その男は、とても剣の扱いに秀でていた。


 だから剣士として男の右に出る者はいない。


 何人も男に挑戦したが、その全てが敗れ散った。


 だからだろう。


 その男は、傲慢になっていた。


 傲慢になった男は、自分の剣の力でどこまでの事ができるか試そうと思っていた。


 さっそくその剣士は、他の剣士に指図をして、人々を困らせた。


 男が望んだのは、女、金、食い物。


 エスカレートしたら、権力、土地。


 など。


 様々な物を、力で奪い取っていった。


 自然と、お尋ね者になった男だが、そんな男に従う者達も大勢いた。


 おこぼれをあずかろうという目論見で。


 ゆえに、配下の剣士たちは、増えていった。


 というのも、配下の剣士たちは困っていたからだ。


 数年前までは、、戦で仕事がたくさんあったが、今は平和になっていた。


 だから、職につけなくなった剣士が、ごろつきと化して、野盗のような行いに手をそめていた。


 力のある物につけば、おこぼれに多くありつける。


 そう考えたのが理由だった。


 やがて、凄腕の剣士は、国を手に入れようと考える。


 国を手に入れるためには、王を倒せばいい。


 そう思い、平和な時代を終わらせ、戦をおこすことにしたのだった。


 指図された剣士たちは、凄腕の剣士の言葉を聞いて行動を起こす。


 村や町を襲って、略奪したり、近くの国がいがみ合うように、互いの国の兵の仕業だと偽装した。


 彼等の目論見は成功して、戦は起こった。


 大勢の血が流れ、憎しみが蔓延し、死体がうまれ、武器が製造されていった。


 凄腕の剣士は、いつも戦では一番に飛び出して、戦場で暴れまわり、血しぶきで真っ赤になった。


 戦場から帰るのは一番遅く、帰らずに次に戦場へ向かう事もあった。


 凄腕の剣士は、見る間に拡大していく戦火を見ながら、大喜びした。


 己剣の腕を持って活躍した剣士は、やがて一つの国の英雄となった。


 敵対する国の王の首をはねて、王座を奪ったからだ。


 そして、一つの国が滅んだ。


 結果、戦に勝った国の人々は喜んだ。


 だが、そのわずか数日後に、自分の国の王様を失う事になった。


 剣で綺麗に首をはねられていた。


 その王に、息子や娘はいない。


 なので、人々はやむおえなく戦を勝利に導いた英雄を、王の座へ座らせることにした。



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