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雪月花

雪のささやき

作者: 綾乃 蕾夢

 見上げた空は重い雲が覆いつくしていた。


 はらはらと舞い落ちるそれは、やわらかく優しくほほに触れ

 冷たく凍てついた、大地を覆っていく。



 わたしのほほに優しく触れた天使の羽。


 天から()ちた大きなはばたきは

 空を見上げるわたしのほほに、やわらかく優しいキスをして

 刺すように冷たい痛みを残していく。


 冷たく

 サラサラと木々を覆い、白い花を咲かせ。

 空を見上げるわたしの身体(からだ)を、その花弁(はなびら)は優しく包み込んでくれた。


 もう寒くはない。


 耳元でささやく

 その真綿のような優しさ。


 (けが)れを知らない無垢(むく)な輝きは

 わたしの身体(からだ)を深く覆い隠す。


 冷たく残酷な雪のささやき。

お読みいただきありがとうございました。


降りしきる雪を見上げる少女。

を想像いただきましたか?





山中の(死体)遺棄現場を想像してしまう今日この頃。

雪に埋もれたら春まで発見されないんだろうなー。



すみません(-_-;)


https://ncode.syosetu.com/n4094eu/

警視庁の特別な事情〜JKカエ優雅な日常を取り戻せ〜

こういうのも書いていますので、是非よろしくお願いします!


綾乃 蕾夢

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― 新着の感想 ―
[良い点] ・詩的で世界を表現している事 → 特に「わたしのほほに優しく触れた天使の羽。」のフレーズが印象的です。 [気になる点] ・最後の一文 → 「冷たく残酷な雪のささやき。」が色々と妄想させられ…
2021/10/03 08:42 退会済み
管理
[良い点] 詩的表現が優れていて、読んでいて語感も良く、又、意味するところも深くて良いと思いました。 こういう美しい作品、好きです。 [一言] レビューおめでとうございました!(^.^)
[良い点] 詩のような雰囲気のある作品で良かったです!
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