雪のささやき
見上げた空は重い雲が覆いつくしていた。
はらはらと舞い落ちるそれは、やわらかく優しくほほに触れ
冷たく凍てついた、大地を覆っていく。
わたしのほほに優しく触れた天使の羽。
天から堕ちた大きなはばたきは
空を見上げるわたしのほほに、やわらかく優しいキスをして
刺すように冷たい痛みを残していく。
冷たく
サラサラと木々を覆い、白い花を咲かせ。
空を見上げるわたしの身体を、その花弁は優しく包み込んでくれた。
もう寒くはない。
耳元でささやく
その真綿のような優しさ。
穢れを知らない無垢な輝きは
わたしの身体を深く覆い隠す。
冷たく残酷な雪のささやき。
お読みいただきありがとうございました。
降りしきる雪を見上げる少女。
を想像いただきましたか?
山中の(死体)遺棄現場を想像してしまう今日この頃。
雪に埋もれたら春まで発見されないんだろうなー。
すみません(-_-;)
https://ncode.syosetu.com/n4094eu/
警視庁の特別な事情〜JKカエ優雅な日常を取り戻せ〜
こういうのも書いていますので、是非よろしくお願いします!
綾乃 蕾夢