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彼方で綴る英雄戦記  作者: セイラム
侵攻戦開始
43/91

幕間 報告書抜粋

 ――以上が、西部侵攻調査における顛末である。

 

 今宮彼方、七宝玻璃の両名によって“怪物”と呼称する個体の撃退には成功。

 その絶命は誰も目撃していないが、三日が経過した現在でも怪物の目撃情報が存在しないため無力化に成功したと判断。


 また、怪物は魔法と思われる異能を行使していたとの報告あり。

 詳細は英雄二名の報告を纏めた別紙を参照。

 

 魔法のような異能。

 そして人体を組み合わせたような怪物の外観。

 これらは要調査対象であると推察されるが、残念ながら対象は地下深くに埋葬されているため詳細な調査は不可能である。


 任務の一つであった西部侵攻部隊の消息調査は、部隊について一切の情報を得ることができなかったため西部侵攻部隊は全滅したと認定。

 これは一個人の所見であるが、怪物との関係性が考えられる。


 以上。

 これをもって、今回の西部派遣を終了したとみなす。

 


 負傷者多数、死亡者ゼロ名。

 重傷者は既にミズガルズへと帰還済。 


 これにより、今宮彼方、七宝玻璃、聖辺輪廻の全員に療養が必須だとクリミアが要請。

 エクレールの名の下にこれを了承し、巣の破壊任務はしばし中断とする。


 同様に、英雄以外の兵にも長期の休暇を許可。

 希望者十七名の休暇を申請受理したことをここに記す。

 


 残る巣は東部と南部の二つ。

 南部の情報は皆無だが、東部には奇妙な情報が存在する。


『少女が、少女が、ああ、化け物――』

 東部侵攻部隊が消息を絶つ直前に残した通信。

 少女とは、北部の“軍服の男”や西部の“怪物”のような存在であると推測される。

 詳細は不明だが、今後目撃された場合はまず間違いなく敵対すると思われる。


 よって、優先するべきは東部であると愚考。

 英雄の療養が終わり次第、東部への侵攻調査を具申する。

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