総統の一手
ヴァイチュランド国とサザーランドの一進一退の攻防に決定打を与えるべく総統が動いた。
サザーランド軍の兵士は、生きている事が出来るのだろうか…
1.ジャックが動き出してビルの建物から建物を上手く通りながら、運良く敵には1人もであわなかった。
でも相変わらず遠方では、相変わらず砲声が聞こえたかと思うと次の瞬間には、軽機の銃声や怒号が聞こえるという有様だった。
そして、何軒か建物を利用しながら一軒の家の前まで出て家の木製の柵を何とか越えた時今度は、近くで撃ち合っているようだったので、窓を恐る恐る見ると地上に着いた空挺隊員がいた。
その隊員は、後から投下されて来る物資を拾って司令部周辺の地帯を確保する為に一緒に降りてきた司令部付きのタイピストに対して「タイプライターなんかここへ置いてそこら辺の死体から銃を取ってきて戦わないと死ぬぞ!!」と言って何とか怯えているタイピストを戦闘に参加させていた。
そこへジャックは、自分の隊でないもののそのうち追いて来るだろうと思い合流した。
2.
昼になり敵の攻勢も止んだので、そこの現場で最高責任者だった。
グリフィス兵長に状況を聞きに行った。
グリフィス兵長は、その時の戦闘で上官のデンプシー大尉が敵の放った1発によって運悪く頭をくじかれ戦死したからであった。
グリフィス兵長の説明によると、現在敵の後方の要であるこの付近では、約500人位の兵士が辛うじて投下された対戦車砲や機関銃を備え付けたジープで警戒していると、言った有様だった。
それから、しばらくしてだいたい司令部周辺は、堅めたので偵察部隊を編成してさっきジャックが来た方向へ向った。
3.
その頃街で包囲されていた兵士が少しずつではあるが、確実に友軍に救助されていた。
救助する時は、戦車を前面に立ててその横をがっちり歩兵が堅めながら進軍した。
だが敵の抵抗は、全く無かった。
その時ヴァイチュランド国の総統は、更なる一手を打とうとしていた。
それは、海上から上陸して来た敵を後ろから叩こうという物だった。
この作戦の為にわざわざ空軍は、持てるだけ全ての戦闘機、爆撃機、急降下爆撃機をオーランド国の南側の占領した飛行場から飛ばそうとしていた。
そして海軍も時を同じくしてオーランド国とサザーランド国の中心とも呼べるブルターニュ海峡を北から戦艦、巡洋艦、駆逐艦、魚雷艇などで攻撃しようとした。
作戦開始は、明朝7時からと決まった。
時は、刻一刻と迫っていた。
4.
そんな事もついぞ知れず海峡の警備に当たっていた駆逐艦キングスの艦長を務めていたトンプソン艦長は、いつものように艦内の視察を行っていた。
視察の事について船員は、またいつものが始まったぞと言わんばかりであったがお構い無しに歩いている様は、近所を散歩しているオッサンと言った感じだった。
そんな中いきなり「敵艦多数」と言う放送が入った。
船員達は、急いで持ち場に付いて錨を上げボイラーを始動した。
艦橋でも同じ状態になった時に艦長が入ってきた。
それと同時に副艦長が状況を説明する。
「戦艦が1隻、巡洋艦が4隻、駆逐艦20隻」という物だった。
それに対して艦長は、「地上の戦闘機体に援護要請をとれ」と行ったが次の瞬間に返ってきた言葉は、耳を疑うものだった。
「地上でも多数の敵戦闘機との空中戦が至る所で起きていて、現在一機も残っていないとの事です。」
と返って来た。
トンプソン艦長は、早くも冷や汗をかいていた。
そんな時新たに情報が入った。
「貴艦に急速に接近する物あり…これは、魚雷艇です!!」
艦長の嫌な予感が的中したのであった。
5.
その頃空中では、サザーランドの海軍航空隊による必死の防戦が展開されていた。
一機の戦闘機がまるで舞でもしているかのように空中で敵機を次々と撃墜していた。
それは、若くして撃墜スコアが1度戦場に出ると、毎回10機以上も仕留めるのでエースパイロットと呼ばれたスレッド大佐その人だった。
「こちらアルファ3敵機に2機尻に付かれた…どうにかしてくれ!!」
と言う声に即座にスレッド大佐の乗機であるアルファ1が付いて、たちまち2機火だるまになって海面へと消えていった。
「アルファ1やっぱりアンタ最高だぜ!!」
と吠えるのが聞こえた。
スレッド大佐は、即他の手頃な獲物は、無いかと探しにいった。
その頃海では、トンプソン艦長が水雷戦隊を率いて積極的に攻撃に移っていた。
艦砲の一斉者を魚雷艇に向けて撃ったら3隻あっという間に木っ端微塵となった。
そこを運良く抜けてきた魚雷艇水雷戦隊のど真ん中を勢いよく抜けようとしたらトンプソン艦長が、「捻り潰せ!!」と行ったのでそのまま前進させると、さらに5隻も魚雷艇を水雷戦隊が緊密に密集していたので、沈める事に成功した。
これに対して魚雷艇は、一旦引き上げていった。
次に来たのがとうとう敵の異様な数の艦隊であった。
トンプソン艦長は、どうした物かと終始考え込んだ。
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