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戦火の中で  作者: 篠田 織亮
2/3

2人の将軍

この小説は、サザーランド国とヴァイチュランド軍の死闘を繰り広げる物語です。

苦手な方は、お控えください。

1.

西の位置するサザーランド国と、東に位置するヴァイチュランド国がオーランド国を巡って、戦争に突入してから約3ヶ月が経とうとしていた。

そんな中、南に位置するクロイツ将軍の指揮するヴァイチュランド軍第2軍団がオーランド国に楔形に突出して、オーランドの喉仏に剣を突き立てるようになっている地点で再び動きだしたのである。

それは、なんと最前線の部隊から段階的にではあるが、確実に後方へ後方へと全軍を撤退させ出したのである。

時を同じくしてヴァイチュランド国の最南端の港では、兵士と物資を満載した輸送船が、続々と出航していた。




2.

サザーランド国のオーランド国との国境に位置する港町のヨークシャー基地では、空挺隊員が準備を完了させて待機していた。

さっきまで強かった強風もおさまった。

そんな中いよいよ待ちに待った時が来たのである。

ゴーサインが出たのである。

空挺隊員は、次々と輸送機に乗り込み座席に着いた。

輸送機は、順番に滑走路から離陸して行った。

そして輸送機は、編隊を空中で組むために所定の位置についた。

この時出撃したのは、護衛の戦闘機500機と爆撃機300機それと輸送機500機とグライダー200機だった。

ジャックが機内を見回していると、トニーは相変わらず持っている自動小銃が震えていた。

その他にも遺書だろうか、手紙を書いたり寝たり神に祈っているものまでいた。

そんな中窓の外を見ると輸送機の後ろに牽引用のロープでグライダーまで引っ張っている。

それから、1時間も経たぬまに輸送機でニック軍曹がドアを開け「全員立てー」と大声で怒鳴ったそしてフックを吊るして前の仲間の装具点検をした。

そして、ニック軍曹が「目標地点まであと1分」と怒鳴った。

赤色灯が青になった時ニック軍曹はまた大声で「行け行け行けー」と怒鳴ってそれに急かされるように、次々と機内から飛び出していった。

ジャックの番になった時急に目の前の輸送機が火だるまになってこちらに破片が飛んできた。

ジャックの乗っていた輸送機は、たちまち制御不能になった。

ジャックは、外れたヘルメットを被り直し機体から命からがら、脱出に成功したのであった。




3.

その頃オーランド国の南でもサザーランド軍による大規模な作戦が開始されたのであった。

それは、フェラー司令官による戦車と歩兵による掃討戦であった。

ヴァイチュランド軍の最前線の兵士達は、蜘蛛の子を散らすように退却し始めた。

これに気を良くしたフェラー司令官は、補給線の伸びも気にしないで、徐々に徐々に確実にクロイツ将軍の思惑通りになって行った。

でもフェラー司令官は、連戦連勝の酔いによって気づかなかった。

突出部の中間に差し掛かろうとした時、全面からいきなり強大な機構師団が表れサザーランド軍は、大混乱になり退却を始めた。

でも退却途中にサザーランド軍は、兵站が伸びすぎていたために両脇からヴァイチュランド軍による装甲車に備え付けた機関銃と戦車の格好の的となっていた。

これに対してフェラー司令官は、もはやここでの軍の立て直しは不可能と見るなりオーランド国の国境を越えサザーランド国に命からがら逃げ帰った。

この時にオーランド国の南半分は、ヴァイチュランド軍によって完全に占領された。

残されたオーランド軍の兵士とサザーランド軍の兵士は、孤立し戦死と投降が相次いだ。




4.

それから、2日後にヴァイチュランド国の最南端の港から出た輸送船は、オーランド国と海を跨いだ所にあるオーランド国の植民地であるモアナに上陸を開始した。

上陸を指揮するのは、ヴァイチュランドの獅子であるマルス将軍であった。

そこには、戦争遂行に欠かせない石油の貯蔵施設が山のようにあった。

それをオーランド国が北の港から迂回して燃料を持ち帰るので、通商船を戦艦で撃沈しようが潜水艦で撃沈しようが、オーランド本国の造船所からきりがないくらい来てしまっていた。

だから上陸して油田地帯と港湾を占領しようと言うのである。

上陸してから港湾を全て占領し、油田地帯へと進撃していた。

この時マルス将軍の将兵は、皆寄せ集めだったが元々精鋭部隊にいたものが半数を超えていたので、みるみる進撃していった。

この時まで、誰もがマルス将軍麾下の軍団の進撃を止めれないかに見えたこの時までは…




5.

エアボーン作戦の日に遡る事24時間前

ジャックは、無事パラシュートを開くことができた。

その時使われていたパラシュートは、T-5パラシュートで、スタティック・ライン降下をするという方法が取られていた。

ジャックは、着地するとパラシュートを外し集合地点に勢いよくかけて行った。

でも輸送機で手間取った事もあり着地地点が敵の後方ではなくて、敵のド真ん中にいたのである。

ジャックは、小銃を構えて注意深くビルの影を利用しながら仲間のいる地点に移動し始めた。

その時に一瞬トニーの事がふと頭をよぎった。

彼は、ジャックの軍隊生活が始まってからずっと一緒に支えあってきた大切な友人だったのである。

そして「生きていてくれよ」と呟いて走り出した。











よくぞこの小説を読んで下さい誠にありがとうございます。もしも意見やアドバイスやリクエストがございましたら、お手柔らかにお願い致します。これからも応援のほどよろしくお願い致します。

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