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奈落の空  作者: ぴこ
旅立ち編
3/179

3話 母の安否

三話目です。


まだ二話しかないのに

初めて感想なんかいただきました。


めっちゃ書く気になるもんですね。

廊下に出ると違和感半端無かった。

床に照明の穴が有る。

オシャレなカフェみたいになっていた。


いや、今はそんなことはどうだっていい。


「母さん!起きてるか?」


声をかけつつ廊下に高く足をあげて踏み込む。


けっこう嫌な高さだな。

もっと足が長く育っていたら…いや、無いものねだりで落ち込むのは止めよう。


床とゆうか天井の感触は頼りない。


本来、人の体重を支えるような構造じゃないんだろうし、いつ

ぶち抜いてもおかしくないな。


まぁ、向かいの部屋に行く間だけもってくれればいい。


「入るよ!」


母親の部屋といえども声をかけずに入るのは緊急事態といえ、

抵抗感があるがそうも言ってはいられない。


勢いよくドアを開く。


部屋の中は天井に落下した化粧台やベットが、床…とゆうか

天井にめり込んだり倒れたりして荒れ果てた部屋だった。


「くそっ!ダイジョブか!?」


普段しないような機敏な動き!ってほどじゃないけど、

俺にしてはオオッと思える動きでひっくり返ったベットに近寄る。


うちの母親の部屋はとにかく物が多い。


部屋にもともとあるクローゼットだけじゃ足りなくて

別に洋服ダンスもあるし、どう使うのかわからないエクササイズマシンも転がっている。


それらが全部床にぶちまけられているのだ。

普段から足の踏み場もない部屋なのに、ほんとにカオスになってるじゃんか!

だから普段から片付けろって言ってんのに!


落ち着いたら断捨離だな断捨離!


のし掛かっている洋服ダンスを脇に押し退け、

グッとしゃがみこみベットに手をかけると、気合いと共に一気にひっくり返した。


これでも高一男子ですから。えっへん。


「母さん!」


母の姿を瓦礫の下に探すが、ベットの下には幸いにもと言うべきかわからないが母の姿は無かった。


「はぁ…焦ったぁ…」


流石に2メートル50ほどの高さからベットごと天井に落下していたら(なんか受け入れつつあるのか俺はこの状況を)無事で済んでいたとは思えないしな。


一応他の家具も除けてみたが、母親の姿は無かった。


「まだ帰ってなかったのか…」


いや、もしかしたらこんな事態だ。

帰りたくても帰れなかったのかもしれない。


さてどうするか。


心配事が解消されたら少し腹が減ってきた。

俺はリビングに移動して飯にすることにした。



これで母さんリビングで寝てるって落ちだったらいいんだけど。



母親見つかりませんでした。

少し状況整理させたら

ようやく外出です。

マンションから出るのも大変そうだよね;-)

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